隠れ家vs食べログ削除判決
弁護士石井琢磨です。

今週は、大阪地裁で食べログの削除判決がありました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23HBC_U5A220C1CC0000/

「隠れ家」を売りにしていたバーなのに、食べログに載せられてしまった。
店から食べログ運営会社に削除依頼
拒否
削除と損害賠償請求の裁判を起こす

という流れでしたが、大阪地裁は、店の請求を棄却しました。


報道によれば、判決では
「店名や住所、電話番号、地図などをホームページで公開している」
という事実を認定し、
「食べログは批判的な評価も含め情報操作をせず、ユーザーの情報を提供している。一般的な公開情報は掲載するという方針で削除の申し入れに応じなかったにすぎず、悪質で違法な権利侵害とはいえない」
と判断したそう。

飲食店からの食べログへの削除要求・損害賠償請求は、
平成26年9月4日札幌地裁判決
があります。
こちらも請求を棄却しています。

札幌地裁の判決では
「原告は,法人であり,会社であって,広く一般人を対象にして飲食店営業を行っているのであるから,個人と同様の自己に関する情報をコントロールする権利を有するものではない。」
と書かれています。

今回の大阪地裁の事件では、隠れ家を売りにしていたという点がありましたが、やはり棄却されています。

飲食店経営者からは、食べログに対する文句をよく聞きますが、ネットに情報を出した以上、それをコントロールするのは難しいです。

その構造は、飲食業界だけではなく、あらゆる業種に当てはまります。
情報も評価もオープンになっていくのでしょう。


いま、弁護士会の支部でホームページを作るという話が出ていますが、支部会員に事前アンケートをとった際、「そういう所に載せたくない」という弁護士もいました。
先輩弁護士の中には、「一見さんお断り」と、隠れ家的経営をしている人もいます。
弁護士ドットコムができたときも「勝手に載せるな」という声が上がっていました。

個人的には、ほとんどの情報はオープンになっていくのが時代の流れだと感じています。

それを受け入れてしまった方がラクに生きられる気がします。


ご相談は相模川法律事務所ホームページへ

弁護士石井琢磨twitter


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2015/02/27(Fri) | news | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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