外食メニューの偽装を弁護士がチェックする?
弁護士石井琢磨です。

食品偽装問題で、弁護士がメニューをチェックするという報道に驚いています。
ツイッターをやっている弁護士さんも何人か驚いたみたいです。

外食大手が対策 弁護士がメニュー確認、検査強化、担当増やす…
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131112/biz13111214270004-n1.htm


うむ、やはり弁護士と言えばグルメか、当然、ブラックタイガーと芝エビの区別くらい、香りだけで分かるぜ。

というイメージを持たれているのかもしれません。

これは、「近いから」という流川楓的な発想で目の前のファミレスに行っていたり、時間がないからと言ってコンビニで食事を済ませている場合ではない。

近いうちに、知り合いの飲食店経営者から依頼があるに違いありません。

「琢磨さん、うちのメニューも確認してください」

今のうちに、芝エビの旅に出なければ。


きっと、そのお店では、実験的に次のようなメニュー表記になるでしょう。


------------------------------
今日のメインディッシュはこちらです。

A.イベリコ豚のグリル 1500円

B.イベリコ豚のグリル(町の弁護士確認済み) 1700円

C.イベリコ豚のグリル(勝訴率9割の弁護士確認済み) 1900円

D.イベリコ豚のグリル(元弁護士会会長の確認済み) 2100円

------------------------------



「わー、どれにしよう。Cが美味しそうよね」

「ボーナス出たから、奮発してDにしよう」



まあ、確認って、何をどこまでするのかによりますが、どうせ、どこかで「信じる」という行為が必要になってきます。
弁護士が入ったとしても。

「琢磨さん、イベリコ豚ってメニューに書いちゃって大丈夫ですかね」

「あー、取引先がそう言っているんだから、いいんじゃね?」
というのか、
「スペイン政府の認証が本物かどうか、調査してくるから、渡航費用と日当を振り込んでくれ」
というのか。


事実のチェックまで求められたら、どのレベルまで調べるのかが問題になります。

コスト的に毎回厳密な事実調査ができるわけなく、

「外部の弁護士にチェックさせたのですが、弁護士が伊勢エビと甘エビを混同したため、今回の問題が発生してしまいました」なんてアリバイ的な使われ方をされかねないと心配。

そのうち、
「○○弁護士はメニュー確認の際に、ブラックタイガーと芝エビを混同する過失により、表記に問題ないと回答した」という理由で懲戒処分が出るかもしれません。

まあ、おそらくは、ある事実を前提にして表記の解釈の部分だけ弁護士のチェックを入れるのでしょうが、これだと産地偽装なんかには効果があまりないですよね。



プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法




本のフェイスブックページなるものを立ち上げましたので、「いいね!」を押してもらえるとうれしいです。
http://www.facebook.com/takumaishii.sinrisen



関連記事
2013/11/14(Thu) | news | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://sagamigawa.blog73.fc2.com/tb.php/719-b9fe20e4
前のページ ホームに戻る  次のページ