横領・着服は昔からある習性
弁護士石井琢磨です。

横領についての相談もよく受けます。

経理担当の従業員。
マンションの管理組合の会計担当や理事長。
最近、報道が増えているのが、成年後見人。

どの人たちも、他人のお金を持っていると、使いたくなっちゃうのです。

これは、人間の習性です。

昔からある問題
です。


『武士に「もの言う」百姓たち』という本を読みました。

武士に「もの言う」百姓たち: 裁判でよむ江戸時代
武士に「もの言う」百姓たち: 裁判でよむ江戸時代




江戸時代の裁判を描いた本です。
百姓は、武士に逆らえないというイメージがありますが、実はしっかり権利主張をしていたそうです。

前半は、江戸時代の紛争全般。国境争いが多かったそうです。
後半が、具体的な事件を取り上げて、一つの裁判を追っていく話。

その話が、村の財政運営に不正があったという責任追及から始まるトラブルです。

このような不正が追及される裁判が起こされていたことから、当時から会計に関する不正問題、横領などがあったことが予想できます。


「横領されない、大丈夫」と一人の人間を信じるのは危険です。


一定の確率で横領されるものと考えて、それを前提にシステムを作るべきです。

監督機能、権限の分散ですね。

横領は、金額が大きくなることが多く、財産の主体に致命的な損害を与える傾向にあります。

効率は悪くなるかもしれませんが、横領が発生する確率を下げるシステムを作らないと危険なのです。


先日、事務所の過払い金事件で、100万円単位の現金を依頼者にお渡しする機会がありました。
うちの事務所では、事件終了時に、1円単位でつけた実費明細書を渡しています。

過払い金実費



この依頼者は、実費計算書を数分間ジーッと見てチェックしていました。

なにか間違いでもあったのかとドキドキしましたが、こういう態度は頼もしい。


自分が一度信用して頼んだ弁護士でも疑ってチェックする。


100万円単位の過払い金があるということは、消費者金融の高い利息はチェックせずに人生を送ってきたわけですが、今回の行動を見て、ちょっとだけ安心しました。

みなさんも、お金に関することを誰かに任せる際には、チェック機能を働かせるようにしてください


ご相談は相模川法律事務所ホームページへ

弁護士石井琢磨twitter


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2013/10/14(Mon) | 刑事事件 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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