自費出版の勧誘を受けたら読む本
弁護士石井琢磨です。

先日、自費出版への勧誘が特定商取引法違反であるとして、出版社が業務停止処分を受けたニュースが流れました。
http://mainichi.jp/select/news/20130920k0000m040063000c.html

処分内容は、消費者庁のサイトで確認できます。
http://www.caa.go.jp/trade/pdf/130919kouhyou_1.pdf

・断っているのに再勧誘
・63万円の契約なのに21万円との説明
・印税で支払える等の説明
・年金、生活保護受給者への勧誘
などが問題にされています。


自費出版の勧誘を受けたら、契約前に

『夢を売る男』
夢を売る男
夢を売る男


という本を読んだほうが良いです。

百田尚樹さんのコメディータッチの小説です。
自費出版がらみの物語。


そんなことをツイッターでつぶやいたところ、

この本を読んで、お金を払うのを止められた、という人がいました。

まさに、被害防止に役立っている本です。

ツイッター




本の中では、出版社の登場人物に


「原稿を送ってくる奴の半数近くが、心に嫌なものを抱えている。まあ、そういう
ものがないと、本なんて書けないものかもしれないがな。」

「アクセスが何十万もあるようなブログは、書籍化してもある程度の売り上げは見込めるから、大手出版社が触手を伸ばすのは当然だ。うちが狙うのは、大手が見向きもしないようなブログだ。アクセス数は関係ない。大事なのは更新数だ。誰も見ていないブログをせっせと更新するような奴は必ず食いついてくる」


などと過激な発言をさせています。


勧誘する側の考え方が、生々しく書かれているのです。


自費出版自体は悪いものではありませんし、私もいつか利用するかもしれません。

ただ、勧誘をしてくるということは、それなりに理由があるのです。

彼らがどういう論理で動いているのか。
それを知っておくことで冷静になれます。

本の中でも書かれているように、自費出版を勧誘してくるケースの場合、「賞の最終候補に残った」と褒めて、契約させることがあります。

作品を褒めて契約させるのは、よくある話。
自費出版だけでなく、商業出版でもある話です。

俳句、短歌、絵などを褒めあげる商法について過去に書いたことがあります。
http://sagamigawa.blog73.fc2.com/blog-entry-518.html

参考記事 「ベストセラー間違いなし!」という勧誘

褒められて調子に乗ることも大事ですが、どういう流れで褒められたのか、情報を集めることも忘れてはいけません。

勧誘を受けて自費出版を考えている人は読んでみてください。



夢を売る男
夢を売る男百田 尚樹

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2013/09/26(Thu) | 消費者問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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