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「俺が殺さなければ、破滅させられる」
「美人なのにオンチだ」
「ヤフオク評価100件の人にだまされた」
どれもロジックとしてはおかしいのですが、ついこのように考えちゃうことはありませんか?
それは、あなたを囲んでいる「空気」のせいかもしれません。
弁護士石井琢磨です。
法律事務所に相談に来た人の話を聞くと、
「視野が狭まっているなー」
と感じることがよくあります。
「裁判しないなら、泣き寝入りするしかないのですか」
裁判か、泣き寝入りか、どちらか?
なんで、そんな極端に考えちゃうのでしょう・・・と、
他人事だから思えるのです。
考えてみましょう。
・○○内閣の支持率がまた下がりました
・○○社の決算が赤字転落
・数年前から行こうと思っていたパン屋が閉店
こんな話ばかりされていると、みんなの気分が落ち込みます。
・観ていたドラマの視聴率が1位
・○○社の売り上げが業界世界一に
・日本の○○選手が金メダル!
なんとなく明るくなります。
○○が、たとえばトヨタやパナソニックなど、すべて自分と無関係のものであって、
どうでもいい話であっても、私たちの気分は、そういう事実に影響されてしまいます。
私たちを囲む空気が前向きになるか、後ろ向きになるかは、与えられる情報によって変わるのです。
意図的に情報を操作されると、私たちの空気は操られてしまう。
逆に情報をコントロールすることで、人の気持ちを動かすこともできるのです。
「こわい!」と思った人は、次の本をチェックしてみてください。
「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法

私たちを取り囲む「空気」という漠然としたものを、論理的に分析して、活用するための一冊です。
妙な空気にだまされないために、本の中から有効な手法をいくつか紹介してみます。
1 選択肢を3倍に増やす

ある殺人犯は言いました。
「俺が殺さなければ、破滅させられる」
第三者からみると、「そんなバカな!」とツッコミたくなる状況です。
「裁判しないなら、泣き寝入りするしかないのですか」
これもそう。
世の中には、「なんでその二択なの?」と思うことが多いです。
解決策はいっぱいあるのに、視野が狭いと選択肢が少ないものと勘違いしてしまうのです。
「もう、これしかない」という空気。
そんな空気から脱出するには、
選択肢を3倍に増やす
方法が有効だそうです。
選択肢を増やすためには、自分で考えるほか、専門家などの周囲に聞く、普段から本や他分野の人から、新しい視点を学ぶなどしておくと良いのです。
勝手に、二択の空気にしていないか注意!
2 レッテルをはがす

私の友人が言いました。
「彼女、美人なのにオンチなんだよな」
いや、美人かどうかと、歌のうまさは関係ないのでは!?
なぜ、美人は歌も美しいと考えてしまうのか。
しかし、こういう事、よくありますね。
「難しい漢字を読めない総理大臣」
難しい漢字を読めないだけで、優秀でない人間であるかのような空気ができてしまうのです。
政治家に求められる能力のうち、漢字の読解力の優先度は、どの程度なのか。
無関係なレッテルで作られた空気で判断してしまうのは危険です。
ちなみに、ここの例で、
「弁護士の足がどんなに速くても、弁護の能力には関係ない」
と書かれておりました。
しまった!
うちの事務所は、全弁護士が陸上部出身だったので、「走る弁護士集団」で売り出そうとしていたが、これはまずい空気です。
無関係なレッテル空気に注意!
3 数字評価の死角を意識する

ある個別の数字を出されると、全面的に信用してしまう空気が生まれます。
「ヤフオク評価100件の人にだまされた」
過去に100件の良い評価を持っている人だから「安心」という空気で取引したら詐欺だった。
過去の評価はないよりある方が良いですが、全面的に信じるのは危険です。
101回目の詐欺、ということがあるわけですね。
過去の100件は、すごい安い取引で評価を集め、それを材料に、高額取引でだますという手口もあるわけです。
フェイスブックで友達1000人いる人からだまされた
毎年、健康診断に行っていたのに、病を発症
食べログで高評価なのに、まずい
フェイスブックの友達1000人が全員詐欺師かもしれませんし、
健康診断でチェックしない要素で病気になっていることもあるでしょうし、
食べログで評価しているのは身内の1人だけかもしれない。
表面的な数字だけで作られた空気を信用しすぎず、裏をみましょう。
表面的な数字の空気に注意!
3つだけ紹介しましたが、本書では、このような問題の「空気」を4つに分類し、それぞれの空気を変えるテクニックを紹介してくれています。
空気こわい
と思った人は、チェックしてみてください。
なお、「空気」と「心理戦」は切り離せないものですよ。
今回紹介した内容について、心理戦本の
「前提事実を確認する」(97ページ)
「相手の視点を変える」(91ページ)
「「軸」を増やせば交渉できる」(93ページ)
「「前提」を疑う」(137ページ)
あたりも参考になりますので、あわせて読んでみてくださいね。
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法

本のフェイスブックページなるものを立ち上げましたので、「いいね!」を押してもらえるとうれしいです。
http://www.facebook.com/takumaishii.sinrisen
リアル書店キャンペーン実施しています。
ご相談は相模川法律事務所ホームページへ
弁護士石井琢磨twitter
「美人なのにオンチだ」
「ヤフオク評価100件の人にだまされた」
どれもロジックとしてはおかしいのですが、ついこのように考えちゃうことはありませんか?
それは、あなたを囲んでいる「空気」のせいかもしれません。
弁護士石井琢磨です。
法律事務所に相談に来た人の話を聞くと、
「視野が狭まっているなー」
と感じることがよくあります。
「裁判しないなら、泣き寝入りするしかないのですか」
裁判か、泣き寝入りか、どちらか?
なんで、そんな極端に考えちゃうのでしょう・・・と、
他人事だから思えるのです。
考えてみましょう。
・○○内閣の支持率がまた下がりました
・○○社の決算が赤字転落
・数年前から行こうと思っていたパン屋が閉店
こんな話ばかりされていると、みんなの気分が落ち込みます。
・観ていたドラマの視聴率が1位
・○○社の売り上げが業界世界一に
・日本の○○選手が金メダル!
なんとなく明るくなります。
○○が、たとえばトヨタやパナソニックなど、すべて自分と無関係のものであって、
どうでもいい話であっても、私たちの気分は、そういう事実に影響されてしまいます。
私たちを囲む空気が前向きになるか、後ろ向きになるかは、与えられる情報によって変わるのです。
意図的に情報を操作されると、私たちの空気は操られてしまう。
逆に情報をコントロールすることで、人の気持ちを動かすこともできるのです。
「こわい!」と思った人は、次の本をチェックしてみてください。
「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法

私たちを取り囲む「空気」という漠然としたものを、論理的に分析して、活用するための一冊です。
妙な空気にだまされないために、本の中から有効な手法をいくつか紹介してみます。
1 選択肢を3倍に増やす

ある殺人犯は言いました。
「俺が殺さなければ、破滅させられる」
第三者からみると、「そんなバカな!」とツッコミたくなる状況です。
「裁判しないなら、泣き寝入りするしかないのですか」
これもそう。
世の中には、「なんでその二択なの?」と思うことが多いです。
解決策はいっぱいあるのに、視野が狭いと選択肢が少ないものと勘違いしてしまうのです。
「もう、これしかない」という空気。
そんな空気から脱出するには、
選択肢を3倍に増やす
方法が有効だそうです。
選択肢を増やすためには、自分で考えるほか、専門家などの周囲に聞く、普段から本や他分野の人から、新しい視点を学ぶなどしておくと良いのです。
勝手に、二択の空気にしていないか注意!
2 レッテルをはがす

私の友人が言いました。
「彼女、美人なのにオンチなんだよな」
いや、美人かどうかと、歌のうまさは関係ないのでは!?
なぜ、美人は歌も美しいと考えてしまうのか。
しかし、こういう事、よくありますね。
「難しい漢字を読めない総理大臣」
難しい漢字を読めないだけで、優秀でない人間であるかのような空気ができてしまうのです。
政治家に求められる能力のうち、漢字の読解力の優先度は、どの程度なのか。
無関係なレッテルで作られた空気で判断してしまうのは危険です。
ちなみに、ここの例で、
「弁護士の足がどんなに速くても、弁護の能力には関係ない」
と書かれておりました。
しまった!
うちの事務所は、全弁護士が陸上部出身だったので、「走る弁護士集団」で売り出そうとしていたが、これはまずい空気です。
無関係なレッテル空気に注意!
3 数字評価の死角を意識する

ある個別の数字を出されると、全面的に信用してしまう空気が生まれます。
「ヤフオク評価100件の人にだまされた」
過去に100件の良い評価を持っている人だから「安心」という空気で取引したら詐欺だった。
過去の評価はないよりある方が良いですが、全面的に信じるのは危険です。
101回目の詐欺、ということがあるわけですね。
過去の100件は、すごい安い取引で評価を集め、それを材料に、高額取引でだますという手口もあるわけです。
フェイスブックで友達1000人いる人からだまされた
毎年、健康診断に行っていたのに、病を発症
食べログで高評価なのに、まずい
フェイスブックの友達1000人が全員詐欺師かもしれませんし、
健康診断でチェックしない要素で病気になっていることもあるでしょうし、
食べログで評価しているのは身内の1人だけかもしれない。
表面的な数字だけで作られた空気を信用しすぎず、裏をみましょう。
表面的な数字の空気に注意!
3つだけ紹介しましたが、本書では、このような問題の「空気」を4つに分類し、それぞれの空気を変えるテクニックを紹介してくれています。
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なお、「空気」と「心理戦」は切り離せないものですよ。
今回紹介した内容について、心理戦本の
「前提事実を確認する」(97ページ)
「相手の視点を変える」(91ページ)
「「軸」を増やせば交渉できる」(93ページ)
「「前提」を疑う」(137ページ)
あたりも参考になりますので、あわせて読んでみてくださいね。
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法

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