義務でもないのに払おうとする人の心理戦
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法



弁護士石井琢磨です。

前回の記事に続いて、義務がないのに、義務であるかのように振る舞ってしまう人の話。
日本には多いです。

他人の借金など、法的に全く支払義務がないのに、それを払ってあげようとする人がいます。
これは道徳的な問題なので、別に是非をどうこうは言いません。


ただ、そのような段階で、弁護士の法律相談に来て、
「延滞金がすごいかかっているのですが、全額払わないとダメでしょうか」
と質問してくる人がいます。

法律相談では、まず法的に、支払義務がないことを伝えます。

それを前提に、「払いたい気持ちがある、でも減額して欲しい」と考える人がいます。

この場合、交渉のやり方を工夫すれば、応じてもらえる確率は高まります。


そんなあなたが、気にすべき心理戦のポイントは2つ。

・相手のメリット
・他の選択肢の存在



法的に支払義務がない人から、「払う」という提示は、相手にとって何よりありがたいものです。
とくに、義務がある本人からの回収が難しい場合には、なおさらです。
つまり、「払う」というあなたの態度自体が、相手にとってものすごいメリットなのです。

これを前提に動けばいいのです。



さらに、お互いに、他の選択肢があり得るのか、を考えてみましょう。



・相手側

交渉決裂した場合、法的に本人への請求しかできなくなる
回収厳しい


・あなた

交渉決裂した場合、法的に相手は本人への請求を続ける
あなたは支払呈示自体を何度でもできる


決裂して困るのは、相手。

決裂したら、他に選択肢がありません。

そう、状況としては、こちら側が圧倒的に強いのです。
それなのに、なぜか、「相手の言うことを聞かなければならないのか」と下から目線で交渉に挑んでしまうのです。

人が良すぎますよ。

これは間違いです。もったいない。

ちゃんと状況を見極めて損しないようにしてくださいね。

ただし、借金の減額などについて、金融機関を相手にする場合は、会計上の貸し倒れ処理をすればいいや、と考える傾向があり、簡単に減額できるわけでもないので、ご注意ください。




プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
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