本の校正と消えた選択肢
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法



弁護士石井琢磨です。

今回は、本作りの際の校正のお話。

著者が勝手に書いて、それがそのまま本になる、というわけではないのです。
編集者さんが入って色々と手を加え、それにまた著者が手を加え・・・と繰り返されます。

まず、著者が原稿を編集者に渡し、編集者が一度手を加えたものを返してくる。

初校・・・それを著者が再度、校正し、編集者に渡す。

さらに、編集者が手を加え、著者に返してくる。

再校・・・もう一度著者が校正し、編集者に渡す。

という流れで、何度も修正されていくのですが、その間、本のタイトルや表紙が決まっていないなんてことは、ザラにあるようです。

私の場合、再校の後にも、色々と修正があり、原稿完成後に、予想以上に時間がかかりました。


ちなみに、この初校時、編集者さんから

「原稿を郵送するので、赤を入れて送り返して欲しい」

と言われました。

やりとりの中で、かなり加筆部分があったので、「手書きで書くの面倒くさいんですけど」とわがまま言ったら、
テキストのデータをもらえ、パソコン上で修正すれば良い、という話になりました。


この時点で、校正作業には、
・紙の上で手書きで直す
・データ上で直す

の2パターンがあることが判明しました。

どう考えても、テキストデータで直したほうが効率いいだろうと思い、知り合いの著者数名に聞いてみましたが、どうもそうではないらしいです。、

編集者さんによって、
データでもらえたほうがラクという人もいれば、
データで修正されると修正箇所が分からなくなるので、手書きでもらったほうが良い
と考え方が違うようです。


弁護士が事務所内で、書面をチェックして修正する際の話に似ています。

昔は、赤ペンで直していた弁護士が多かったと思いますが、最近は、パソコン上でデータを修正するでしょう。
弁護士が事務所内でパソコン修正する場合には、同じソフトを使うため、修正箇所を特定できることが多いですが、今回の本の編集の場合、特殊なソフトを使っていたため、データ上で修正箇所を特定することはできませんでした。


今回の本の場合、チェック作業は、紙の上でしたほうが読みやすいのですが、文章を手書きで書くのは大変なので、数文字程度の修正は紙の上でチェックしてから、データ入力をまとめて行うという方法で校正しました。


初校時は、このように、データを直して校正したのですが、
再校時は、修正量が少ないため、
「手書きでも、データでも石井さんのやりやすい方法で良いですよ」
と言われました。


そこで、紙の上で手書きで修正箇所を書いて校正作業をしていました。

その途中で、編集者さん宛に、図面のラフ案を手書きで送ったところ、
なぜか、その直後から

「データで、ください」

と、選択肢が一つになりました。


手書き、という選択肢が消えました。



手書きのラフ案を送る

手書きの選択肢がなくなる

この「 ↓ 」が意味するところは一体。


たしかに、私は、事務所のスタッフから「字が読めない」と言われることは多い。
銀行でも、「伝票の字が読めません」と言われることも結構あります。

しかし、考えてみましょう。

編集者という仕事は、数多くの作家の手書き文字を見ているはずです。
間違いなく、汚い字の人もいるはず。
まさか、そんな中でも、「手書きは勘弁してください」という烙印を押されたのでしょうか。

怖くて、いまだに確認ができておらず、他の仮説を考えているところです。



ちなみに、本の中でも、こういう「 ↓ 」の問題を取り上げています。

プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法↓




「キミの話って、論理が飛躍してるよね」と言われてしまう人には、参考になると思います。


プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
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本のフェイスブックページなるものを立ち上げましたので、「いいね!」を押してもらえるとうれしいです。
http://www.facebook.com/takumaishii.sinrisen



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2013/07/17(Wed) | 『プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法』 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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