『銀座の教え』と自己破産
99%の新人が3ヶ月で知性と気配りを身につける銀座の教え



弁護士石井琢磨です。

『銀座の教え』の著者である日髙利美さんの話を聞いてきました。
26歳で銀座のクラブのオーナーになった方です。
あ、話を聞いたのは銀座のクラブではなく、真面目な場所で、ですので。念のため。

彼女によれば、人が苦境のときに力になることが縁を育てるために大切だとのこと。
調子のいいときには、多くの人が寄ってくる。
しかし、調子がわるいときには、人が去っていく。そこで力になることが本当の縁を生み出す。

具体的なエピソードが印象的でした。

日髙さんがお世話になっていた銀座のママが自己破産し、お店を閉めることになったときのこと。
自己破産という残念な結果になったものの、日髙さんは、そのママが40年にわたり銀座という街に貢献してくれたことに変わりはないと考え、
だからこそ感謝の気持ちを伝えるために、閉店するお店に花を届けたそうです。

自己破産は別に人生の終わりではありません。
しかし、会社経営をして自己破産をすると、周囲の人が去っていくことも多いのが現実。
そのような落ち込んだときにフォローしてあげられる人が、いずれ他人に助けられるのでしょう。

日髙さんのお話は、人との縁というメインテーマ以外に、破産と罪悪感という点でも新たな気づきを与えてくれました。

経営者にとって会社を破産させることは、非常につらいことです。
多くの経営者は、大きな罪悪感を抱きながら破産を選択します。
ときにはその選択すらできずに命を絶つこと人すらいます。

もちろん、債務を切り捨てる以上、他人に迷惑をかけてしまうものではあります。

しかし、その会社が、そこにあったことは、社会にマイナスであったとは限りません。
雇用を生み出し、経済を活性化させ、納税し、社会に貢献した部分もあるでしょう。
ときには文化をつくったかもしれません。

最後の最後に債務超過という状態になった失敗。
これで全ての貢献が打ち消されるわけではありません。

失敗ばかりが脳に絡みつき、そればかり、マイナスばかり考えてしまう。

そうすると冷静な判断ができなくなってしまいます。
見切るべきところで見切れない。
事態を悪化させてしまう。
より多くの人に迷惑をかけてしまう。
身近な人、大切な人を巻き込んでしまう。失ってしまう。

罪悪感を抱くことは必要ですが、過去の貢献については誇りをもって欲しい。
その小さな誇りがあることで、また浮き上がれる、あらたな貢献を生み出せるんじゃないでしょうか。
逃げ出して、放り投げて、命を絶つなんて、もったいない。

経営がうまくいかず、罪悪感で決断できない人は、過去の貢献を思い出してほしい。
周りの人が、そんな状態になっているときこそ、過去の貢献に感謝し、花を届けてあげてください。




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2012/09/08(Sat) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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