シャアに学ぶチームづくり
弁護士石井琢磨です。

消費者被害事件では、弁護団を組むことがあります。
消費者事件の場合には、被害者がたくさんいるため、1人の弁護士だけで全員から事情を聞くことができず、何人もの弁護士に担当被害者からの事情聴取などを割り振って対応することがあるのです。

1人で実現できないことでも、複数人なら実現できる。


そのためにはチームや組織が必要です。

集団の力がすごいことは確かです。

しかし、これをうまく機能させるのは大変だったりします。

私が勤務弁護士だったころ、ある先輩弁護士から言われました。

「勤務弁護士はストレスがあると思うけど、
 独立して一人でやってもストレスはあるし、
 人を雇ってもストレスはあるし、
 何人かでやってもストレスはあるんだよ。」


チームや組織を作るにも「自分でやった方が早い!」などとストレスを感じることもあるでしょう。

弁護団のようなチームでも、事件解決まで何年もかかると、裁判や弁護団会議に来なくなる弁護士も出てきてしまうことが多いです。

会社という組織でも同じような問題はあり、社長と従業員との間には埋まらない溝があります。

私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日
私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日




チーム作り、組織作りに関する問題は根が深く、これらの問題を解決する本はたくさん出版されています。

そのジャンルにおいて、衝撃的な本が出ました。

シャアに学ぶ“逆境”に克つ仕事術
シャアに学ぶ“逆境”に克つ仕事術





過去に、このブログで『ガンダムが教えてくれたこと』というビジネス書を紹介しました。

参考記事:「ガンダムに騙されるな!」

その続編だそうです。

「仕事術」というタイトルが付いていますが、ガンダムの敵役であるシャアから、チームや組織作りに役立つ学びを得ようという変わった本です。

過去の記事でも触れましたが、私はガンダムの知識が乏しいので、シャアと言えば、主人公のライバルだというくらいの認識しかありません。

しかし、ガンダムの続編である『Zガンダム』において、シャアは、カミーユという主人公を教育し、エースに育て、組織作りを成功させているそうです。

かつて、ワンマンプレーヤーだったシャアが人を育て、組織を作る。

これだけでも衝撃を受けましたが、一番の衝撃は、Zガンダムの主人公であるカミーユが、当初やる気がないキャラであったという点でした。

カミーユは「自分ががんばらなくても大丈夫」という認識で、甘ったれ。一流のパイロットになりたいわけでもない。
才能があるのに、やる気のない新人を育てるために、シャアが取った方法が紹介されています。

たとえば、

「そんなことをしてはダメだ!」

と怒りつけるところを、

「そんなことをしていると、今度は君が死ぬ番だ

と相手の目線で言う。

こんなシャアの言動がたくさん紹介されています。


チーム作り、組織作りに悩んでいる方は、楽しみながら役立つ知識を学べるでしょう。

本書が、類書と何よりも違うのは、本に書いてあることを実践するときに、恥ずかしければシャアのせいにできるということです。

たとえば、カミーユが成果を上げたときにシャアは「君こそよくやってくれた」と褒めることを忘れない。
中小企業の社長の中には「そんなセリフ言えるか」と思う人もいるでしょうが、そんなときは、
「このセリフを言っているのは自分じゃない、自分の中のシャアだ
シャアというキャラクターのせいにできます

キャラクターを通して学ぶことには、このような意義があるでしょう。

チーム作りに悩んでいる方はぜひ読んでみて下さい。


私自身には、ピッコロが孫悟飯を荒野に放置し「たったひとり、ここでぶじに生きのびてみろ」と言ったような教育キャラしか入っていなかったので、本書で新しいキャラを植えつけられそうです。

DRAGON BALL 18 (ジャンプ・コミックス)
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2012/03/25(Sun) | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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