『経営者・平清盛の失敗』の時代の多重債務問題
弁護士石井琢磨です。

今日から大河ドラマで平清盛をやるそうですね。
松山ケンイチさんが気になるので少しだけ見てみようかと思います。

それに先立ち、山田真哉さんの『経営者・平清盛の失敗』を読みました。


経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書
経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書山田 真哉

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平家が栄えたのは、宋との貿易や宋銭という通貨が理由、という話は斬新で楽しく読めました。

平清盛の時代、日本には貨幣が流通しておらず、米などで取引をしていたそうです。
その200年程度前には、貨幣があったものの、結局定着しなかったみたいですね。

平清盛のストーリー以外に、貨幣の話として読むと、さらに面白いです。

今の時代は、多重債務が問題になっていますが、当時も、銭を貸す事業はあったようで、多額の債務を負ってしまった人たちがいたそう。
この本によれば、利息は1年4カ月後に100%だそう。
いまならヤミ金と認定される利率です。

歴史上の記録では、当時「銭の病」という言葉が残されているそうで、本書では、これは返済不能の多額の債務者が世の中に大量発生した状況を指したのではないか、と推測しています。
鎌倉時代初期の宋銭停止令は、貸出利率を規制する利息制限法とセットで発布されたそう。

今の日本では、ヤミ金増加、多重債務者増加、利息制限法改正などがありました。

この本を読むと、平清盛の時代は、まさに今の日本に似ている気がしてきます。

人は、結局、借金をしてしまう生き物なのですね・・・


しかし、当時の債務者問題は解決されたようです。

では、どのように解決されたのでしょうか?
本書のネタばらしになるため、ここでは書きませんが、
経済を見ている人の本を読んでいると、これからの日本で起こってもおかしくないと思える内容です。


日本で生きていく予定の方は読んで対策をしておきましょう。





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2012/01/08(Sun) | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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