FC2ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
平等なんてどうでもいい
弁護士石井琢磨です。

『仮説思考』の著者・内田和成さんのお話を聞いてきました。

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法





世の中に0.1秒で完全な答えが出るようなものなんてほとんどない。当事者が納得できるかが重要だ。

という言葉を含めて、視野を広げられる言葉をもらいました。


内田さんの本のなかに『論点思考』という一冊があります。

論点思考
論点思考




そもそも何が問題なのか?

という視点を持つことで、事態が解決に向かうことがあります。
問題点を取り違えてしまっている場合の話ですね。

『論点思考』では、次の問題が紹介されています。


AさんとBさんの前にケーキが一つある。二人が納得するようにケーキを二つに分けたい。さて、どのように分けたらよいだろうか。



これは有名な問題ですので、知っている人も多いでしょう。
正確に分ける、のではなく、当事者が納得しさえすれば良いので、一人が平等になるように切り分け、もう一人が先に選ぶ、という答え。

正確に分けなさい、なんて誰も言っていない。


この問題に続いて紹介されているのが遺産分割の話でした。

ケーキの分割の話と、遺産分割の話は似ています。

内田さんは言います。

「どうしたら平等に遺産を分割できるか」を問題にすると、解決するのがむずかしくなる。




分け前に焦点を当てて、完全に平等にするとしたら、全て現金化して分ければ良くなります。
ただ、それでも、生前にお金をもらっていたり、介護していた人がいたり、という特別受益、寄与分などの話が出ると
誰がどうやっても、正確に平等に分けるのは不可能。そして延々と紛争が続きます。

でも、みんなが納得するなら、平等なんてどうでも良いのです。



遺産相続の本当の問題は、「いかに平等に分けるか」ではなく、「相続人がいかに納得するか」なのだ。




前提となっている問題がずれていると、トラブルは解決しません。

解決って何だっけ?
という発想を持って、最初の問題設定で方向を間違えないようにしましょう。



問題設定をずらすことは、人を騙す際にも悪用されます。

みなさん、見せかけの問題にだまされないように。



関連記事
2011/08/29(Mon) | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://sagamigawa.blog73.fc2.com/tb.php/522-0f18e46c
前のページ ホームに戻る  次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。