「反省文を書け」と言われたときの心構え
弁護士石井琢磨です。

先日、自己破産事件の依頼者と一緒に、裁判官面接に行ったところ、「反省文を提出するように」と言われました。
破産に至ってしまった原因の一つに浪費もある事案です。このような事案であっても、反省文を書くように言われたことは初めてでしたので、驚きました。

そういえば、ある裁判官が担当する刑事裁判では、毎回、被告人に反省文を書いてくるように指示されていました。

裁判官の中には、反省文を書かせたがる人が結構いるようです。


反省文と聞くと、小学生っぽいですよね。
悪いことをしたら、先生から「反省文を書け」と言われて、放課後に教室で書いている。
社会人になってからも始末書なんてありますよね。

このように反省文の類を書かせる側には、反省文を書けば間違いを繰り返さないだろうという狙いがあるようです。

少なくとも間違いを繰り返す確率は減るだろうと。
反省文を書けば浪費しなくなる。
反省文を書けば犯罪を繰り返さない。

破産をする人や刑事事件を起こした人は、ほとんどの場合、反省しています。

それなのに、あえて反省文という文章を書くことに意味があるのか疑問に思う方がいるかもしれません。

しかし、それは違うのです。

紙に書き出すというのは、実は、思った以上に効果があるのです。


サッカーの中村俊輔選手が、高校生の頃からサッカーノートを書いていたのは有名な話です。
不安や自分の弱点もそこに書いていたとか。

脳の中で全てを整理して記憶できる、とっても頭の良い人は別ですが、整理するために紙に書くというのは有効な方法です。

ノート術やメモ術の本がなくならない理由もそこにあるのです。

紙に書くということは、考えをまとめるうえで、基本中の基本だといえるでしょう。

心理学者の内藤誼人さんも、
「自分の内面の状態を紙に書き出すと、気分が落ち着くのである。」
と著書の中で述べており、紙に書き出すことの有効性を説いています。


「気持ちの整理」が一瞬でできる法―もう、対人ストレスで泣かない! (East Press Business)
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私も、抱えていることが多すぎて混乱気味のときには、真っ白な紙を机に置き、そこにチマチマと書き出してまとめるよう心がけています。こういう作業をすると、考えが整理され、その後の行動もブレなくなります。

間違いをしてしまったり、問題を抱えている人は、酒に逃げたり、ショッピングなどに現実逃避する前に、紙に書いてみるほうがいい。そのほうが、遙かに問題解決につながることを覚えておいてほしいです。


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2010/12/05(Sun) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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