弁護士トラブル、紹介料を請求されたら

多重債務者のAさんのもとに一本の電話がかかってきました。



Aさん。返済大変でしょう。私は、多重債務者を救えるの会の理事をしている者です。Aさんは、長期間返済を続けているようですから、弁護士のところに行けば借金がなくなりますよ。よろしければ弁護士を紹介させていただきますが



Aさんは、紹介された弁護士に借金整理を依頼。

グレーゾーン金利を精算すると、ほとんどの業者が過払い状態になっていました。

Aさんの借金はなくなり、弁護士費用を払った後でも、100万円の過払い金が戻ってきました。



そこで、多重債務者を救えるの会の理事が現れました。



良かったですね、Aさん。100万円も戻ってきて。我々が弁護士を紹介してあげたおかげですね。では、紹介料として50万円を請求させていただきます



「50万円?高くないですか・・・」



エー、Aさん、今さらそれはないでしょう?我々が弁護士を紹介しなかったら、今も返済続けてたでしょ?あの苦しい生活を続けていたでしょ?それがさ、今はうちの紹介料払ったって、50万円も残るんですよ。すごいことじゃないですか!



仕方なく紹介料を払うAさん。



この弁護士はあくまで「そんな業者は私と関係ない」と言う。





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私が独立して事務所を設立した頃。



相談したい」というお客さんが来ました。予約をとって話を聞いてみると、以下のようなやりとりが。



先生のところって、過払い金回収の事件もやりますよね?お客さん紹介したいんですけど、大丈夫ですか?



「相談って、あなたが困っているわけじゃなくて、他の人ということですか?うちは紹介なくても相談を受けていますから、普通に電話なりメールをもらえれば、もちろん受けますけど」



じゃあ、先生、ガンガン紹介しますから、頼みますよ



「?いや、あなたは何者なんですか?」



私は、ボランティアで動いている者です



「ボランティアって、そりゃあ紹介してもらえるのはありがたいですが、弁護士法があるので、何もお礼はできませんよ」



大丈夫ですよ。私たちは、事件が終わった後に、債務者から過払い金の50パーセントをもらうだけですから



「ボランティアじゃないじゃん」



先生には迷惑かけないから平気ですよ。なんか言われたら、うちとは関係ないって言っておけば大丈夫だって



「この活動、すぐに止めた方がいいですよ。弁護士法違反だから」



彼は、去っていきました。捨て台詞を残して。

そんなんで、多重債務者を救えるのカイ?





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先日、NHKで放映されていた「追跡!AtoZ」の急増する弁護士トラブル特集を観ました。



残念ながら、弁護士などに関する相談件数が増えているとのこと。



費用が不明瞭、闇社会とのつながりもある、などの点が問題視されていました。

そのなかで、紹介業者から紹介料を請求されたという事案が放映されていました。

これは弁護士法違反になります。支払いは拒絶して下さい。



問題が増えてしまった原因は、広告自由化、報酬自由化のほかに、弁護士が増えたということにもあるという主張でした。

しかし、これを全て規制すると、弁護士にアクセスできないという話がまた出てくる。バランスが大事です。



とりあえず、皆さんが、今気をつけるべきことは、弁護士トラブルが増えているらしいから相談を控える、

ではなく、ちゃんと相手をみて頼みましょう、ということになります。



最低限、気をつけるべきポイント。



紹介業者から電話がかかってきて紹介されるような弁護士はやめておく(提携)。

初回の相談時に、弁護士が出てこない事務所はやめておく(非弁)。

頼むなら、費用は明確に書面にしてもらう(これを求めることは、何ら失礼なことではありません)。





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2010/09/05(Sun) | 法律相談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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