武士が家計簿をつける

家計簿を続けられない皆さん、知っていました?



武士も、家計簿をつけていたことを。



先日、著名な方から「『武士の家計簿』、え?知らないの?」と言われて、あわてて読んだ

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)
武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)








武士の家計簿



これは、すごい記録でした。



当時の、一武士家庭の生活がよくわかる。





江戸時代の終わりになると、武士の生活は、構造的に苦しかったそうです。



「武士身分としての格式を保つために支出を強いられる費用」として家来や来客者にお金を渡したり色々な行事をおこなう必要があったそう。



武士であるための費用。経費的な費用ですね。

営業の接待費用とか

アパレルの衣服費とか

弁護士であるために、弁護士会費の負担が必要なように。



この武士であるための費用が高額だったため、借金はどんどん膨れていた猪山一家。

その一家が、借金の整理をして、生活を切り詰め、再生するストーリーが書かれているのです。



最終的には、時代の流れが彼らを必要としていたということで、生活は再建していますが、そこに至る過程では、ものすごい忍耐力が必要だったのです。



例えば、

「髪置の祝いには「赤飯と大鯛」を用意しなければならない。もちろん、大鯛を買う金はない。しかたがないから鯛の絵を描いたのである。猪山家の家計簿には「絵鯛」と生々しく書き込まれている。孫の祝いに駆けつけた母方の祖父母も猪山家を気遣って、自分達の食べる料理を持ち込んでいる。」



という話があります。これを家計簿に記録しているとき、どんなことを考えていたのでしょう。



かなり屈辱的な話ですよね。情けない話。これも記録していた。



記録をしている過程で、悔しさを噛みしめていたに違いありません。



家計簿をつけるには、現状を把握するという意義があります。現状を把握しないと何も対策立てられませんからね。

ただ、それだけではない。ときには、記録をつけるという行為自体にも、意義があります。自分の気持ちを高ぶらせるという。



家計が赤字になったとき、彼らは、「あと少しで黒字だ、どうすれば黒字になるんだ」と議論し、黒字になったときには、「よっしゃ!ついに黒字になったぞ、一堂、拍手!」と盛り上がっていたのでしょう。



記録をつけるときに、上向きのマインドを持っていれば、記録すること自体に意味がありますよ。



いま、苦しい状況の家計簿を付けている方も、いつかきっと上向く。そういう気持ちをもって、家計簿をつけ続ければ、いつか、子孫に、

「弁護士の家計簿」のような電子書籍を書いてもらえるかもしれません。



だからこそ、家計簿をつけよう。







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2010/08/31(Tue) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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