弁護士の頭の中
テレビでの説明がわかりやすいと評判の池上彰さんの本を読みました。

本書自体もわかりやすく「わかりやすく伝える方法」を説明したものでした(この説明はわかりにくい)。


「わかりやすく<伝える>技術」

わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)
わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)






法律というのは、普通の人にとってはわかりにくいと言われます。

なるべくわかりやすく伝えたいと考えて、相手の理解度を見ながら説明するようにしていますが、まだまだ改善の余地がたくさんあります。
他の弁護士が説明しているところを見ていると、気づかされることも多いです。


本書を読んで、特に私が反省しなければと思ったのが、この点。


「わかりやすい説明とは、常に具体的でなければいけない。」
「具体的なところから一段、次元を上げて抽象化することが大事。」



最近、忘れがちなのが、具体的に説明するという視点。

法律は、具体的に起きている事柄に、抽象的なルールをあてはめていくもの。

我々の頭の中は、相談を聞きながら、具体的と抽象的の間を行き来しているのです。

「妻が他の男性と旅行に行ったんです」→「不貞か?」

「不貞というために、その前に婚姻関係は破綻していないか?」→「旅行前の夫婦関係は○※・・・」




抽象的な法律の制度をインプットする際にも、具体的な適用場面をイメージします。


「消費者契約法の不退去による困惑取消」→「業者が家から出て行ってくれないので、困って契約をした場面」

この抽象的な法律は、具体的にはこういう場面で使える。

そんな行ったり来たりをしながら、法律をインプットしています。



普段からそうしていると、話を聞く相手も、それくらいわかるだろうと考えてしまいがち。

抽象的な説明をすれば、あなたの具体的なケースでどうなるかわかりますよね、となってしまうのは危険です。
具体的な事柄、その人の抱えてきた事柄にまであてはめてあげるのが親切ではありますね。改めて気をつけねば。




法律の場面以外でも、この具体的、抽象的という考え方は使えます。


ある具体的な事柄から、抽象的な法則を抜き出して、他の具体的な事柄に使う。

これが応用力。この考えで行くと、どんなことからでも、学ぶことはできます。

例えば、スラムダンクのような漫画からでも学ぶことは多いです。


スラムダンク (28) (ジャンプ・コミックス)
スラムダンク (28) (ジャンプ・コミックス)




「シロートだからよ」とバスケットの素人である主人公が発するセリフで場の雰囲気が変わるシーン。

自分の業界の雰囲気を変えるのは、業界の慣習に浸っていない人であることが多いです。
仕事をしていくうえで、常に素人的な視点を忘れないことによって変化を生み出せるのではないかと思います。


トラブル回避という点からも、過去に起きた事件から、抽象的な本質を知っておけば、他の事件に巻き込まれないようになります。
ネットワークビジネスなんて横文字を使っているものでも、本質を見ると、これは以前にマルチ商法と言われたでは?と気づくこともあるのです。



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2010/02/26(Fri) | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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