この件は終わり→清算条項
「あの件は終わったはずだろ?100万円も払ったじゃないか」

「なに言ってるの?まだ100万円しかもらっていない」

「え?100万円以外にも払わなきゃいけないの?100万円って契約書作ったじゃないか」

ある問題を解決するために、「和解契約書」や「示談書」というタイトルの書面を作成して、当事者が署名押印する場合があります。

本当に、その書面で問題が解決しているのか、その書面で「この件は終わり」となっているか。清算条項が書かれているかどうかが重要なポイントです。

裁判所などに持ち込まれた問題でも、判決まで行かずに、裁判所で和解をすることもあります。
その場合、「こういう内容で和解しましたよ」という和解条項が作られ、書面に残ります。
そこには、ほとんどの場合、清算条項が書かれています。

「原告及び被告間には、本和解条項に定めるほか何らの債権債務がないことを相互に確認する。」

というような記載です。
この件以外には問題はないですよ、という記載です。

もし、これがないと、冒頭のケースのように、100万円を払うと決めたは良いものの、その100万円が全部で100万円なのか、とりあえずの100万円なのか、争いを残す結果になってしまいます。

この問題はこの書面で終わり、という書面を作るときには、このような清算条項を入れるようにしましょう。原告や被告と書いてあるところを、甲とか乙に置き換えれば良いものです。

和解契約書や示談書は起きた問題を解決するもの。
問題が解決できないのでは意味がありません。
もし不安であれば、内容を専門家に見てもらうようにしましょう。



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2009/12/08(Tue) | 法律情報 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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