最高裁平成21年9月4日判決

最高裁平成21年9月4日判決-1



過払い利息の発生時期についての判断です。



「貸主が悪意の受益者であるときは、貸主は、民法704条前段の規定に基づき、過払金発生の時から同条前段所定の利息を支払わなければならない」



同内容の最高裁判決は7月にも出ていましたが、裁判所ウェブサイトには掲載されていませんでした。



過払い金の裁判では、いくつかの貸金業者から、「悪意の受益者だとしても、過払い利息は取引終了時から発生する」という主張が、大量の準備書面でされていましたが、この判決で、この主張もなくなるでしょう。







問題は、同一日に言い渡された別の判決。



最高裁平成21年9月4日判決-2



過払い金の請求を、予備的に不法行為構成でおこなったものを否定した判断です。

不法行為構成は、高裁レベルでもいくつか採用されていました。

取引終了から10年経過後の請求をするための一つの法的構成だったので、これが否定されてしまったのは残念です。



この事例の取引は、昭和55年から始まっていますね。

貸金業法の施行時期って昭和58年・・・?



かつて不法行為構成で請求した裁判で、

「附則6条1項では、貸金業者がこの法律の施行前に業としておこなった金銭を目的とする消費貸借上の利息の契約に基づき、法律の施行後に、債務者が利息として金銭を支払ったときは、当該支払についてはみなし弁済に関する同法43条1項及び2項の規定は適用されないと規定している」

という主張をしたことがありましたが、この点の判断はされていないようです。





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2009/09/07(Mon) | 過払い | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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