その証言は信用できるのか?


逆転無罪の最高裁判決が話題になっていますね。



一審・二審とも被害者の証言の信用性を認めたのに対し、最高裁は信用性に疑問の余地があると判断したとのこと。



誰かの証言が信用できるかどうかは、いくつかの判断基準があります。

それらをまとめて検討して、信用できるか決めます。

例えば、客観的な証拠と証言が合ってるか?→重要な部分で合っていないとしたら、信用できない方向へ

過去の供述と今の証言と変わってしまっていないか?→言っていることが、コロコロ変わっていたら、信用できない方向へ

証言の内容が、迫真的か?→現実に起きたことのように迫真的なら、信用できる方向へ

などのような判断基準があります。



ただ、このような基準って、判決を書く立場からすると、どこに光を当てるかで、どうとでも書けてしまう気がしていました。



弁護人として、細かい論理を積み重ねたのに、判決では「証言内容は迫真的で自然だ」の一言でバッサリと切られてしまうことはよくあります。

こんなときは、そこだけに光を当てれば、そういう結論になるけど、他の部分は一体・・・?という気持ちになります。



今回の判決は、痴漢事件のものではありますが、裁判官が、証言の信用性について判決を書くときに、頭をよぎるものになるのではないでしょうか。



もちろん、我々も違うところに光を当てる努力を続けていかねば!





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2009/04/15(Wed) | 刑事事件 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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by: * 2009/04/17 20:19 * [ 編集] | page top↑
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