言いがかりをつける人の【結果→プロセス】に視点をずらす作戦
弁護士石井琢磨です。

最近、よく受ける類型の相談があります。

こちら側が正当な権利を主張したところ、相手がその主張の仕方について言いがかりをつけてくるケースです。

何件かあったのは、
貸したお金を返すように請求したり、正当な慰謝料を支払うよう求めたら、
「電話しすぎで仕事ができず収入が減った」
「家に電話されて家族が病気になった」
「うつっぽくなった」
というように反論されてしまうというものです。

相談者の言い分としては、電話に出てくれないから何度かかけた、その他に知っている家の電話に何度かかけたという程度のもので、正当な請求の範囲内だと認められます。

もちろん、ヤミ金融の取立とか、深夜に訪問して怒鳴ったような事態があれば、その行為自体が不法行為となることもあります。

しかし、正当な請求をしているのに、このような言いがかり的な反論をしてくるのは、相手が「軸をずらす」作戦を採用しているからです。

お金を借りたという結果は争えないので、どこかプロセスで争える部分が出てこないか、虎視眈々と狙っているのです。

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【結果→プロセス】に視点をずらす作戦です。


このような相手は、『めんどうな人をサラリとかわしテキトーにつき合う55の方法』でも取り上げました。
相手の心理などは本書で確認してみてください。

めんどうな人を サラリとかわし テキトーにつき合う 55の方法
めんどうな人を サラリとかわし テキトーにつき合う 55の方法



大事なのは、相手が、そのような作戦で来ているということを知り、自分にとって何が大事だったのかを再確認し、軸をずらされないことです。

受け取ってはいけないお金を受け取った事が争えないときに「あれは罠だった」と言うとか、
決定的な証拠写真を探偵に撮影されたときに「肖像権の侵害だ」というのも同じ作戦ですね。

こっちに権利があるのに、反論されて「どうしましょう・・・」と悩んでいる人を見ると、もったいないと感じてしまいます。
相手の作戦のことを知っておきましょう。


ご相談は相模川法律事務所ホームページへ

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2016/01/27(Wed) | めんどうな人をサラリとかわしテキトーにつき合う55の方法 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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