感覚を研ぎ澄ませ交渉力をアップさせる3つのコツ
弁護士石井琢磨です。

今年、読んで良かった『赤を身につけるとなぜもてるのか?』という本の紹介です。

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赤を身につけるとなぜもてるのか?
赤を身につけるとなぜもてるのか?


書店でレジに持っていくには、微妙に恥ずかしいタイトルですが、それだけの犠牲を払うに値する一冊でした。

単純にモテるかどうかの話だけではなく、交渉力を上げる話がたくさん盛り込まれていました。私自身も交渉本として『プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法』を出していますが、この本では意識していなかったポイントに気づかされました。うーん、補完したい。

プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法



さて、タイトルが『赤を身につけるとなぜもてるのか?』ですので、まずは普段身につけている物の中に「赤」がどれくらいあるのかチェックしてみましょう。


赤色:男女とも赤を身につけた方がもてるらしい



クローゼットの服、鞄、ネクタイ、ハンカチのロゴまで調べてみると、ようやく「赤」を見つけました。


持ち歩いている3色ボールペンの「赤」。
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以上。


なるほど、これが原因だったか。

男性は「赤」を身につけた女性を見るとセクシーさを感じ、女性は「赤」を身につけた男性を見ると地位の高さや支配性を感じ、結果、惹かれるそうです。

この本は、単なるモテ本ではなく、いろんな社会実験を元に、人が反応しやすいパターンを教えてくれる内容でした。反応の本ですので、当然、相手を動かす、納得させるなど交渉のシーンでも役立ちます。


距離:感情に訴えるなら近づく、論理で攻めるなら離れる



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本の中では、物理的な距離が心理的距離に影響する実験結果が紹介されています。

相手と実際の距離を縮めて近づくと、その相手は自身の感情との距離が近づくそうです。
そのため、感情に訴えやすくなる。

逆に、実際の距離を広げると、相手は感情との距離が離れるので、冷静に考えやすくなるわけです。


彼女を怒らせたときも、とにかく感情をなだめたいときは近づき、しっかりした理由を告げた方が良いタイミングでは、少し離れると良いのですね。

「とにかく信じて」とまともな理由がないときは前のめりに主張、ちゃんとした理由があるときは、少し後ろにのけぞって主張した方が効果的かもしれませんね。


やわらかさ:やわらかいイスに座ると柔軟になる



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本の中では、硬いイスに座るより、やわらかいソファに座った後の方が交渉姿勢が柔軟になる実験結果が紹介されています。

どのような物に触れているか、どのような感覚を味わっているかで、自分の交渉態度も変わってしまうのです。

打ち合わせ室では、自分が座るイスは硬く、相手のイスにはクッションでも置いておけば、交渉が有利に進むのでしょう。

間違っても逆に座らないように。



温度:温かさを感じると態度も温かくなる



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本の中では、ホットコーヒーを持つと、アイスコーヒーを持った場合より、目の前の相手を好ましい性格だと感じる実験結果が紹介されています。

交渉のときは、相手に温かい飲み物を飲ませることで、好ましく思ってもらえ、話を有利に進められることになります。

『プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法』では、交渉時に相手がどのような映像を見ているか(こっちの背景)、その視覚や聴覚を意識することは重視していたのですが、触覚については触れていませんでした。

自分や相手が、どのようなものに触っているか、それにより生じる反応についても大事なポイントですね。
五感がどのように作用するのか、これからは意識したいと思います。


まとめ



3つのポイントを紹介しましたが、他にも交渉に役立ちそうな内容が多数ありました。私自身も、3色ボールペンの赤色しか身につけていないのはまずかったと反省し、これからは普通の赤ペンを身につけたいと思います。
違うか。


赤を身につけるとなぜもてるのか?
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2015/12/30(Wed) | 交渉術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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