結婚相談所とサクラ
弁護士石井琢磨です。

週刊ダイヤモンドの「離婚・再婚の損得」特集を見ていたら、
結婚相談所のサクラ女詐欺の記事があったので紹介しておきます。

週刊 ダイヤモンド 2013年 9/28号 [雑誌]
週刊 ダイヤモンド 2013年 9/28号 [雑誌]



出会い系サイトのサクラほどひどい事案ではなさそうですが、怖い話が書かれています。


お見合い相手がサクラだったり、早い段階で成婚料を取られて女性と連絡が取れなくなる、など。

記事内の言葉を引用しておきます。

かつて都内の結婚相談所に勤めていた男性の話


「相談所が組織的にサクラを用意するなんてことは考えにくいが、相談員が個人レベルで親しくなった女性会員に『嫌になったらすぐ逃げて』なんて言って、不人気の男性とデートをしてもらったことはある。男性から”お見合い代”などを取って、女性にキックバックをする」



詐欺グループの関係者は言う。


「結婚相談所の会員情報というのはよく流れてくる。結婚したいということは、貯金もあって孤独ということなので詐欺にはもってこい。1件50円とわりと高く取引される」




結婚相談所がらみの法律相談では、クーリングオフや解約費用の相談が多いですが、なかには詐欺的なものもあります。

裁判例では、
津地方裁判所平成22年5月19日判決で、
十分な活動をしていないのに、
同業他社と比べて倍以上のお金を払わせた、
などを理由に不法行為だとして全額返還を認めています。


一応、リスクを頭に入れておきましょう。

週刊 ダイヤモンド 2013年 9/28号 [雑誌]
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2013/09/30(Mon) | 消費者問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
自費出版の勧誘を受けたら読む本
弁護士石井琢磨です。

先日、自費出版への勧誘が特定商取引法違反であるとして、出版社が業務停止処分を受けたニュースが流れました。
http://mainichi.jp/select/news/20130920k0000m040063000c.html

処分内容は、消費者庁のサイトで確認できます。
http://www.caa.go.jp/trade/pdf/130919kouhyou_1.pdf

・断っているのに再勧誘
・63万円の契約なのに21万円との説明
・印税で支払える等の説明
・年金、生活保護受給者への勧誘
などが問題にされています。


自費出版の勧誘を受けたら、契約前に

『夢を売る男』
夢を売る男
夢を売る男


という本を読んだほうが良いです。

百田尚樹さんのコメディータッチの小説です。
自費出版がらみの物語。


そんなことをツイッターでつぶやいたところ、

この本を読んで、お金を払うのを止められた、という人がいました。

まさに、被害防止に役立っている本です。

ツイッター




本の中では、出版社の登場人物に


「原稿を送ってくる奴の半数近くが、心に嫌なものを抱えている。まあ、そういう
ものがないと、本なんて書けないものかもしれないがな。」

「アクセスが何十万もあるようなブログは、書籍化してもある程度の売り上げは見込めるから、大手出版社が触手を伸ばすのは当然だ。うちが狙うのは、大手が見向きもしないようなブログだ。アクセス数は関係ない。大事なのは更新数だ。誰も見ていないブログをせっせと更新するような奴は必ず食いついてくる」


などと過激な発言をさせています。


勧誘する側の考え方が、生々しく書かれているのです。


自費出版自体は悪いものではありませんし、私もいつか利用するかもしれません。

ただ、勧誘をしてくるということは、それなりに理由があるのです。

彼らがどういう論理で動いているのか。
それを知っておくことで冷静になれます。

本の中でも書かれているように、自費出版を勧誘してくるケースの場合、「賞の最終候補に残った」と褒めて、契約させることがあります。

作品を褒めて契約させるのは、よくある話。
自費出版だけでなく、商業出版でもある話です。

俳句、短歌、絵などを褒めあげる商法について過去に書いたことがあります。
http://sagamigawa.blog73.fc2.com/blog-entry-518.html

参考記事 「ベストセラー間違いなし!」という勧誘

褒められて調子に乗ることも大事ですが、どういう流れで褒められたのか、情報を集めることも忘れてはいけません。

勧誘を受けて自費出版を考えている人は読んでみてください。



夢を売る男
夢を売る男百田 尚樹

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2013/09/26(Thu) | 消費者問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
『影響力の武器コミック版』の狙いについて
護士石井琢磨です。

『影響力の武器』という本にコミック版が出ました。

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか



影響力の武器 コミック版
影響力の武器 コミック版




『影響力の武器』は、騙されないための6つの法則が書かれている本ですが、説得、交渉にもバッチリ使える本です。


ただ、450ページという厚さ。2800円という値段。

ゆえに挫折してしまう人も多いようです。

そんな『影響力の武器』にコミック版が出ると聞き、直ちにAmazonで購入してしまいました。リアル書店を推している私ですが、発売前に買うのは、やはりAmazonが多い。(リアル書店で買おうと思っていると、ほぼ忘れる)



そして、先日、このコミック版が届きました。

表紙には、大きく、
「もう、騙されはしないー」
とあります。

影響力の武器コミック帯




うん、「騙された」というのが第一印象。

なにしろ、この薄さです。


影響力の武器コミック比較



50ページで1000円というお値段。

普通のマンガと比べると高いです。

Amazonで買うときに、ページ数をチェックしなかったので、もっと厚いマンガが届くのかと考えてしまったのでした。

中身を見ていくと、

「近未来戦闘系コミック」

とのこと。


!?



どうやら、6つの影響力の武器をチャルディーニ隊長らが倒していくという話。

コマ割もアメリカンな感じです。
文字量が多い。

影響力の武器コミック




特にストーリーが面白いわけでもありません。



これは・・・


『影響力の武器』のダイジェスト版(法則の説明+重要な実験)のテキスト部分に挿絵を付けたもの
と考えた方が良いかもしれません。

そういう意味で、マンガとして楽しもうと考えていると、騙された感があります。
ただ、本に挫折した人がダイジェストとして読むには、まあ意味があるかもしれませんね。

絵を使ってインプットすると記憶に残りやすいですしね。

(そういえば、『プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法』を絵と一緒にインプットするためのキャンペーンはもうすぐ締切りです)


とはいえ、正直な気持ちとして、リアル書店で手に取ったら、買わないかな。


なぜ、同じ出版社が、こんな本を出したのでしょうか。

『影響力の武器』の中では、コントラストの原理が紹介されています。


二番目に提示されるものが最初に提示されるものとかなり異なっている場合、それが実際以上に最初のものと異なっていると考えてしまう傾向があるのです。したがって、最初に軽いものを持ち上げて次に重いものを持ち上げると、最初に軽いものを持ち上げずに二番目のものを持ち上げた場合よりも重く感じます(22ページ)



不動産会社が、最初に魅力のないボロ屋を見せて、その後に通常物件を見せると、お客さんは、比較によって、その物件をとても良い物件に感じるそう。


本屋で、『影響力の武器』の本とコミック版が並んでいるところを想像してみましょう。

50ページ 1000円

影響力の武器 コミック版
影響力の武器 コミック版



450ページ 2800円

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか




あ、なんか、とてもお買い得な本に感じてきました。


まさか、このコミック版・・・



本を売るための捨て駒!?





影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのかロバート・B・チャルディーニ 社会行動研究会

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2013/09/23(Mon) | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ボタンがないエレベーター
弁護士石井琢磨です。

先日のiPhone5カメラ修理のため、初めて銀座のアップルストアに行ってきました。



私の行き先は、4階。

エレベーターに乗り込むと、変なのです。

アップルストア銀座




ボタンがない。

閉めるボタンも、各階のボタンもありません。

固まっていると、エレベーターのドアが閉まります。

2階へ移動すると、ドアが開く。誰も乗ってこない。降りない。

そのままドアが閉まり、3階へ。ドアが開く。誰も乗ってこない。降りない。


どうやら、全階にとまるエレベーターなのです。


iPodやiPhoneが、ボタンをなくして成功したことは有名ですが、この会社、エレベーターからもボタンを取ってしまったようです。


各階にとまるため、階段よりも遅いスピードで、正直、イライラします。


時間がもったいないではないか。


ここで気づきました。



私たちは、普段から、時間をコントロールしようとしています。


エレベーターで他に乗り込む人がいなければ、さっさと閉めるボタンを押す。
行き先の階ボタンだけを押し、他はスルーする。

そして時間を取得する。

エレベーターだけではなく、エスカレーターでも同じです。
右側が空いていれば、歩いて進んでしまう。

少しでも時間を得ようと考えて行動してしまいます。

そして、いつしか、時間を短縮する権利があると思い込んでしまいます。

さっさと行く権利があると。

この権利は、ときに、他人の権利とぶつかり合います。

閉めるボタンを押すことで、エレベーターに駆け込もうとしていた人が乗れなくなる。
エスカレーターを歩くことで、立って乗っている人にぶつかったり、驚かせたりする。

他人の権利とぶつかり過ぎると、権利だと思っていたものは消えることもあります。


この夏、JRでは、エスカレーターでは歩くな、という放送を流し始めました。

私の友人が、スペイン旅行後に興奮して語っていました。
「スペインのエレベーターって、閉めるボタンがないんだぜ!
 そんなの急ぐなって、ラテンだよ、ラテン!
 エレベーターを慌てて閉めるなんて、慌ただしい日本だけなんだよ。」

きっとスペインには、ゆったりと移動する権利があるのです。


自分が勝手に権利だと考えているもの、それは他人の権利とぶつかり合っていないだろうか。

ぶつかり過ぎると、消えてしまうかもしれません。

全階に止まるエレベーターのスピードがあまりにも遅いので、こんなことを考えていました。


当たり前だと思っていた幸せは、奪われて初めてその価値に気づくのかもしれません。


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2013/09/21(Sat) | 雑談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
iPhone5のカメラがくもる
弁護士石井琢磨です。

昨年購入したiPhone5のカメラを使うと、写真が白くくもってしまうようになりました。

ネットで調べてみたら、全く同じ状態になっている人を発見。

http://www.ttcbn.net/no_second_life/archives/29086


同じように、アップルストアでクリーニングをしてもらったら、直りました。

カメラの中に埃が入ってしまったそうです。

その原因は、過去のブログに書いた、ストラップ

参考記事「iPhone5への機種変更でやりがちなミス」
http://sagamigawa.blog73.fc2.com/blog-entry-647.html


ネジを外して取り付けるタイプのストラップだったのですが、いつ間にか外れて紛失してしまいました。

ネジが1つはずれた状態だったのですが、見かけ上は何の問題もなかったので、そのまま使っていました。

どうやら、見かけ上は問題なさそうでも、わずかに隙間があいていたようで、そこから埃が入ってしまったとのことです。

同じような状態の人がいたら気をつけてください。


●修理前
iPhone5修理前


●修理後
iPhone5修理後




霧が晴れたようです!


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2013/09/19(Thu) | アイテム | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
カツアゲをどうしても値切りたい場合の注意点
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法



弁護士石井琢磨です。

本に、カツアゲを値切った話を書いたら、
「自分も値切ったことがあります」
という声が上がってきました。

珍しい話ではないようです。

このカツアゲ値切り話が、アメーバニュース等で流れています。
http://yukan-news.ameba.jp/20130828-238/

誤解して欲しくないのですが、カツアゲを値切れと推奨しているわけではありません。

カツアゲしてくる人たちが、話を聞いてくれるとは限りません。
むしろ聞かない確率の方が高い。

当時も今も、カツアゲに遭った場合に、もっとも良い選択肢は、
全力で逃げることだと考えています。

そんなもの、相手にしない方がいい。

値切る、交渉する、というのは、逃げられない場合の次善の策です。


中学時代、私は、陸上部に所属していたので、カツアゲ連中には、逃げ足では負けない自信がありました。

ただ、問題は、友人2人が人質に取られていたことです。

友人たちも陸上部だったので、私が「まず、お前らが逃げろ」と目で合図を送ったのですが、
日頃のコミュニケーションに問題があったのか、その合図は伝わらず。
自分一人で逃げるよりは、交渉した方がマシだという判断のもと、話をしていったのです。


このように、どうしても逃げられない、でも全額は払いたくない場合の、値切りポイントを書いておきます。



1 決定権者を特定する


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一人でカツアゲしてくることは少なく、たいていは集団です。
決定権がない下の人と話してもムダですので、リーダーが誰なのか見極めて、その人とだけ話しましょう。

下の人が絡んでくるようだったら、「この中では、彼が一番上ということで良いのでしょうか?」と集団に確認しましょう。

運が良ければ、集団が内紛状態となり、人質と一緒に逃げるチャンスが出てくるかもしれません。


2 決定権者の価値観を探る

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決定権者が、何に価値を置いているのか探ります。

彼が、金よりも大事にしているものがあれば、それを優先させることで、金の部分は譲歩してきます。

私のケースでは、集団のリーダーが「男としてのメンツ」にこだわっていました。

そんなリーダーが、何度か私にウソをつきました(カツアゲしてくる人の言うことなんてウソだらけです)。

そのたびにこちらは、
「男として、騙されたことが許せない」
「これは、男と男の話し合いですよね」
「男に二言はないということで良いですか」
と、「男」と連呼しました。


このようなやりとりを繰り返すと、リーダーは、一貫性の法則により、「男」として行動しなければならなくなります。



3 証拠を残す

証拠を残す



カツアゲ集団は、面倒くさい相手を、力でねじ伏せようとします。
弱い我々は、力を発揮しにくい環境でやりとりをしなければなりません。

私たちも、薄暗い倉庫に連れ込まれそうになりましたが、それだけは頑なに拒絶。
たまに人が通るような路上でやりとりをしていました。

誰も助けてくれませんでしたが、人が通るということは、目撃者が出てくる可能性があるので、一方的に囲んで殴るような行動に出にくいのです。


4 決裂を匂わせる

決裂



交渉を決裂させる選択肢は強いです。

上記のように路上から倉庫に連れ込まれそうになった私は、リーダーに交換条件を出しました。


「誰かが、オレの体に触ったら、もう絶対払わない」

「お前、ふざけたこと言ってんじゃねえぞ!」

「少しでも殴ったら、絶対、警察に行って全部言うから。」

「いい加減にしろよ!」

「じゃあ、殴らない、こっちに触らないことにしよう。なら、話し合おう。」


こういう事を言っていると、下っ端の人が怒鳴ったりしますので、それは無視して、リーダーに、

「こっちの言い分は、今のとおりなんだけど、そっち側の意思疎通はとれてるの?」

という趣旨の話をして、集団をまとめさせましょう。


この交渉が決裂した場合、私も倉庫に連れて行かれて殴られるという事態になりますが、彼らは彼らで警察に通告され、学校にもバレるというリスクがあります。

それを理解したのか、こちらの言うことを聞いてくれました。



5 一貫性の罠にかける


ワナ



こんな面倒くさいやりとりをしていると、リーダーが言いました。

「まったく払わないで逃げられると思うなよ」

彼も、男のメンツを重視しているので、これだけ色々言われた私から、1円も取れないと、集団での立場が悪くなるのでしょう。
そんな苦しい状況での発言だと感じました。

私は、この発言に対して、

「なるほど、金額の問題ということですね!」

発言の趣旨を固定。


「いくらか払えば終わりにしてもらえるのでしょうか。」
「もう○円、受け取っていますよね。」
「私からは100円くらい受け取れば十分なのでは」

と、金額交渉の話にすり替えました


相手のリーダーもこれに乗っかってしまって、

「○円必要なんだよ」

と金額交渉の話になりました。



こうなると、本に書いたように、

「それじゃ少ないだろ、1000円くらい払えよ」
「持ってません(嘘)」
「じゃあ、500円は?」
「150円なら」

とアジアの露店を思わせるような交渉となります。


6 情報は明かさない


隠す



ちなみに、私は、自分の所持金は明かしていません。
「持ってません(嘘)」

正直に言えば、その額が彼らの脳の中に描かれてしまいます。

そもそもカツアゲというのは、法的に違法行為であり、まともな交渉などする必要がないのですから、
こっちがウソをつこうが責められる筋合いではありません。

財布を奪おうとしてきた人に対しては、
「あ、さっき男の約束しましたよね。触ったらゼロですよ」
と言いました。

情報をコントロールすることで、有利な結果に落とし込めます。



値切るときには、無計画に進めるよりも、この戦術を使えば、多少は成功率が変わるはず。

ただ、私が言いたかったのは、カツアゲのような緊急事態でも、交渉はできるということ、
だから、日常的にある理不尽なシーンでも、交渉してみればいいじゃないか、ということです。


決められたルールに見えるものも、実は抜け穴があったりします。

そのように疑う目を持って交渉すれば、ラッキーな結果が出ることがあるのです。


就職活動って、募集しているところにしかしちゃいけないんでしたっけ?とかね。




プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
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2013/09/17(Tue) | 『プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法』 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
マネー・ヘッタ・チャンに物語風に紹介されました
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法



弁護士石井琢磨です。

『プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法』が、「マネー・ヘッタ・チャン 物語るモノガタリ」で紹介されました。

マネー・ヘッタ・チャンと言えば、世の中の騙しの構造を童話風の物語で語るベストセラー作家。

今回も物語風にまとめてくれています。感激です!

心理戦本が、ファンドマネージャーの昇級交渉の際に使えるとのことです。


マネー・ヘッタ・チャンの書籍は、過去にこのブログで紹介しています。

詐欺や悪質商法の相談に限らず、法律相談に来る人の問題を見ると、この2冊を理解しておけば、予防できたのに、と感じることが多々あります。
楽しく読めるので、まだ読んでいない人はぜひチェックしてみてください。

関連記事:マッチポンプ売りの少女

マッチポンプ売りの少女 ~童話が教える本当に怖いお金のこと~
マッチポンプ売りの少女 ~童話が教える本当に怖いお金のこと~



関連記事:ヘッテルとフエーテル

ヘッテルとフエーテル (幻冬舎文庫)
ヘッテルとフエーテル (幻冬舎文庫)








プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
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2013/09/11(Wed) | 『プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法』 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
あなたを騙す3つのヤバイ空気について → 『「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法』
「俺が殺さなければ、破滅させられる」
「美人なのにオンチだ」
「ヤフオク評価100件の人にだまされた」


どれもロジックとしてはおかしいのですが、ついこのように考えちゃうことはありませんか?

それは、あなたを囲んでいる「空気」のせいかもしれません。



弁護士石井琢磨です。

法律事務所に相談に来た人の話を聞くと、
「視野が狭まっているなー」
と感じることがよくあります。

「裁判しないなら、泣き寝入りするしかないのですか」

裁判か、泣き寝入りか、どちらか?

なんで、そんな極端に考えちゃうのでしょう・・・と、

他人事だから思えるのです。


考えてみましょう。

・○○内閣の支持率がまた下がりました
・○○社の決算が赤字転落
・数年前から行こうと思っていたパン屋が閉店

こんな話ばかりされていると、みんなの気分が落ち込みます。



・観ていたドラマの視聴率が1位
・○○社の売り上げが業界世界一に
・日本の○○選手が金メダル!

なんとなく明るくなります。

○○が、たとえばトヨタやパナソニックなど、すべて自分と無関係のものであって、
どうでもいい話であっても、私たちの気分は、そういう事実に影響されてしまいます。


私たちを囲む空気が前向きになるか、後ろ向きになるかは、与えられる情報によって変わるのです。


意図的に情報を操作されると、私たちの空気は操られてしまう。

逆に情報をコントロールすることで、人の気持ちを動かすこともできるのです。


「こわい!」と思った人は、次の本をチェックしてみてください。

「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法
「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法



私たちを取り囲む「空気」という漠然としたものを、論理的に分析して、活用するための一冊です。

妙な空気にだまされないために、本の中から有効な手法をいくつか紹介してみます。


1 選択肢を3倍に増やす

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ある殺人犯は言いました。

「俺が殺さなければ、破滅させられる」


第三者からみると、「そんなバカな!」とツッコミたくなる状況です。



「裁判しないなら、泣き寝入りするしかないのですか」

これもそう。

世の中には、「なんでその二択なの?」と思うことが多いです。

解決策はいっぱいあるのに、視野が狭いと選択肢が少ないものと勘違いしてしまうのです。


「もう、これしかない」という空気。


そんな空気から脱出するには、

選択肢を3倍に増やす

方法が有効だそうです。

選択肢を増やすためには、自分で考えるほか、専門家などの周囲に聞く、普段から本や他分野の人から、新しい視点を学ぶなどしておくと良いのです。


勝手に、二択の空気にしていないか注意!





2 レッテルをはがす

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私の友人が言いました。

「彼女、美人なのにオンチなんだよな」

いや、美人かどうかと、歌のうまさは関係ないのでは!?

なぜ、美人は歌も美しいと考えてしまうのか。


しかし、こういう事、よくありますね。


「難しい漢字を読めない総理大臣」

難しい漢字を読めないだけで、優秀でない人間であるかのような空気ができてしまうのです。

政治家に求められる能力のうち、漢字の読解力の優先度は、どの程度なのか。

無関係なレッテルで作られた空気で判断してしまうのは危険です。


ちなみに、ここの例で、
「弁護士の足がどんなに速くても、弁護の能力には関係ない」
と書かれておりました。

しまった!

うちの事務所は、全弁護士が陸上部出身だったので、「走る弁護士集団」で売り出そうとしていたが、これはまずい空気です。

無関係なレッテル空気に注意!




3 数字評価の死角を意識する


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ある個別の数字を出されると、全面的に信用してしまう空気が生まれます。


「ヤフオク評価100件の人にだまされた」

過去に100件の良い評価を持っている人だから「安心」という空気で取引したら詐欺だった。

過去の評価はないよりある方が良いですが、全面的に信じるのは危険です。

101回目の詐欺、ということがあるわけですね。

過去の100件は、すごい安い取引で評価を集め、それを材料に、高額取引でだますという手口もあるわけです。


フェイスブックで友達1000人いる人からだまされた
毎年、健康診断に行っていたのに、病を発症
食べログで高評価なのに、まずい


フェイスブックの友達1000人が全員詐欺師かもしれませんし、
健康診断でチェックしない要素で病気になっていることもあるでしょうし、
食べログで評価しているのは身内の1人だけかもしれない。

表面的な数字だけで作られた空気を信用しすぎず、裏をみましょう。


表面的な数字の空気に注意!


3つだけ紹介しましたが、本書では、このような問題の「空気」を4つに分類し、それぞれの空気を変えるテクニックを紹介してくれています。

空気こわい

と思った人は、チェックしてみてください。

「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法
「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法鈴木 博毅

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なお、「空気」と「心理戦」は切り離せないものですよ。

今回紹介した内容について、心理戦本の
「前提事実を確認する」(97ページ)
「相手の視点を変える」(91ページ)
「「軸」を増やせば交渉できる」(93ページ)
「「前提」を疑う」(137ページ)
あたりも参考になりますので、あわせて読んでみてくださいね。



プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
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2013/09/09(Mon) | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
『最強交渉人のNOをかならずYESに変える技術』に学ぶシビアな交渉のこなし方
弁護士石井琢磨です。

今回は、交渉ジャンルの本を紹介してみます。
最近、書店で目立っている交渉本。

最強交渉人のNOをかならずYESに変える技術
最強交渉人のNOをかならずYESに変える技術



最強交渉人のNOをかならずYESに変える技術


いやー、断定的判断の提供を恐れない、すごいタイトルです!

著者の島田さんは、国際ネゴシエーターとして活躍されているそう。

英語のホームページが出てきただけでフリーズしている私とは視点が違います。

今回の本の特徴を挙げてみましょう。


1 文化が違う相手との交渉

交渉の目的は合意です。

相手と合意するためには、相手と同じ土俵に立たないといけません。

しかし、外国人相手の場合、そもそも同じ土俵に立つのが大変だったりします。


「代金は払うもの」

という前提が通らない文化
があったりしますから。

私も、外国人相手の交渉は数件やったことありますが、町の弁護士ですので、件数は多くありません。
そのため、私の本では、国際的な交渉には触れていません。

この本では、宗教などタブー事項について触れてくれています。
文化が違う人と交渉する際には参考になるでしょう。

今後、グローバル化が進むと、日本人同士でも、育った文化が違うことを前提に交渉する必要がでてくるかもしれませんね。


2 情報への意識を高める

国際的交渉では、日本人同士の交渉よりも、情報を重視するようです。

交渉は情報戦 プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法



交渉は情報戦であると私も書きましたが、この本では、

・相手の情報
・自分の情報

の両方について、どう考えるべきか書かれています。

特に、企業間の交渉などでは、話していい内容と、ダメな内容をしっかり意識しておくべき、と言います。


「電話で話す内容、留守電に残す内容、そしてEメールで送信する内容などは、過剰なほど気をつけたいところです。伝わってはいけない都合の悪い情報ほど、都合の悪い相手に伝わるものです。」



このあたり、個人間の交渉でもやりがちです。

相談を受けていて、「何で、その情報を伝えちゃうかな」と感じることがよくあります。

しっかり意識しておきましょう!


3 状況を変える

国際的交渉では、シビアな交渉がおこなわれていそうです。
やはり行き詰まることも多いそう。

そんなときに、空気を変える方法を教えてくれています。

場所を変える、日程を変えるほか、見るものを変えるという指摘があります。

具体的には、空気がギスギスしてきたら、パソコンやiPadなどの同じ画面を一緒に見ると良いそう。


これは共同作業感の演出にもなりますね。


私も法律を説明するときに、あえて六法を一緒にのぞき込むようにすることがあります。

法律に限らず、パソコンの画面を見せて、一緒に検索すると良いのですね。
これは具体的に使えそうな手法です。


ぜひ、あわせて読んでみてください。



最強交渉人のNOをかならずYESに変える技術
最強交渉人のNOをかならずYESに変える技術島田 久仁彦

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プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
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2013/09/06(Fri) | 交渉術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
義務でもないのに払おうとする人の心理戦
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法



弁護士石井琢磨です。

前回の記事に続いて、義務がないのに、義務であるかのように振る舞ってしまう人の話。
日本には多いです。

他人の借金など、法的に全く支払義務がないのに、それを払ってあげようとする人がいます。
これは道徳的な問題なので、別に是非をどうこうは言いません。


ただ、そのような段階で、弁護士の法律相談に来て、
「延滞金がすごいかかっているのですが、全額払わないとダメでしょうか」
と質問してくる人がいます。

法律相談では、まず法的に、支払義務がないことを伝えます。

それを前提に、「払いたい気持ちがある、でも減額して欲しい」と考える人がいます。

この場合、交渉のやり方を工夫すれば、応じてもらえる確率は高まります。


そんなあなたが、気にすべき心理戦のポイントは2つ。

・相手のメリット
・他の選択肢の存在



法的に支払義務がない人から、「払う」という提示は、相手にとって何よりありがたいものです。
とくに、義務がある本人からの回収が難しい場合には、なおさらです。
つまり、「払う」というあなたの態度自体が、相手にとってものすごいメリットなのです。

これを前提に動けばいいのです。



さらに、お互いに、他の選択肢があり得るのか、を考えてみましょう。



・相手側

交渉決裂した場合、法的に本人への請求しかできなくなる
回収厳しい


・あなた

交渉決裂した場合、法的に相手は本人への請求を続ける
あなたは支払呈示自体を何度でもできる


決裂して困るのは、相手。

決裂したら、他に選択肢がありません。

そう、状況としては、こちら側が圧倒的に強いのです。
それなのに、なぜか、「相手の言うことを聞かなければならないのか」と下から目線で交渉に挑んでしまうのです。

人が良すぎますよ。

これは間違いです。もったいない。

ちゃんと状況を見極めて損しないようにしてくださいね。

ただし、借金の減額などについて、金融機関を相手にする場合は、会計上の貸し倒れ処理をすればいいや、と考える傾向があり、簡単に減額できるわけでもないので、ご注意ください。




プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法




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2013/09/03(Tue) | 『プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法』 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
スルーする技術を使って、罪悪感をスルーする
弁護士石井琢磨です。

LINEの利用者が増えてますね~

通常の携帯メールのやりとりと異なり、相手が読んだことが明示されることが、若い人たちのストレスになっているようです。

どうやら「読んだのに、返事くれないなんてどういうこと?」と責められるのが怖いらしいです。

LINE上の友達が2人である私には、無縁の悩みですが、
世の中には、義務でないことを勝手に義務だと思い込む人が多いのです。


数年前に、mixiで、日記を見たら「足あと」という機能で相手に見たことが伝わる、
「日記を見たのにコメントを書かないなんで、どういうこと?」と責められるのがイヤという声が多く
「足あと」を付けないサービスなるものが始まりました。

なんて面倒な・・・


このように、日本には、余計な罪悪感を抱く清すぎる心を持った人が多いのです。


だからこそ、
「登録していないのに、変なサイトから年会費や解約金の請求が来ています、どうしましょう」
「身に覚えのない請求書が来たのですが、どうすれば」
「頼んでいないものが送りつけられてきたのですが、払わないといけませんか」
という相談がなくならないのです。

時間をかけ(時には金をかけ)、このような相談に来た人には申し訳ないですが、私の回答は2文字しかない。



「無視」


この無視をするにも、多くの人は、専門家の意見を聞かないと安心できないのです。

もちろん、正式の裁判所からの訴状を無視すると、反論ないものとみなされちゃったりするので、
無視できないシーンはあるのですが、それを逆手にとった手口が多すぎます。


そんななか、面白い本を読みました。

『スルーする技術』

スルーする技術 (宝島社新書)





現代社会は、「どうでもいいこと」が多すぎます。9割方、そうだと言ってもよいかもしれません




同意!

でも、どうでもいいことだからと言って、無視することに罪悪感を覚える場合は、どうすればよいのでしょうか。


悪いと思う必要はありません。むしろ、どうでもいい話を振ってくるほうが悪いのです。返事をしないのは、「なかったことにしてあげている」と考えるのが正解です。




そうか!

どうでもいい日記に、コメントを書かないといけない?

いやいや、その日記は「なかったことにしてあげている」のだから、罪悪感などいりません。


華麗にスルーしましょう。

この本は、とことんスルーに絞った内容が書かれていて、私のようにスルー主義者には痛快な内容です。


誰かから怒られたときに、同じ怒りで反応すると、負の連鎖が始まり、まったく生産的ではありません。と、どこかの本に書いてありました。

プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法



こういうのが泥沼化していきます。

どっちかが、どこかでスルーすれば、もう終わるじゃないですか。



キレると本人たちはもちろん、その場にいる誰もが気分が悪くなります。こんなにも生産性が乏しい負の行為はできるだけスルーしたいものです。


相手がまともでないのなら、こちらもまともになってはダメ




と負の感情とスルーについてもフォローされています。


どうもスルーできない、という人は、この本をスルーせずに読んでみてください。


スルーする技術 (宝島社新書)
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