『泥棒がねらう家 泥棒が避ける家』
弁護士の石井です。


最近、犯罪がらみの資料を集めていたところ、こんな本に出会いました。

『泥棒がねらう家 泥棒が避ける家』

泥棒がねらう家 泥棒が避ける家―新・犯罪時代のマイホーム
泥棒がねらう家 泥棒が避ける家―新・犯罪時代のマイホーム




中谷彰宏さんの本ではないですか。


著者の中谷彰宏さんは、著書が何百冊もあるベストセラー作家。
私の友人も大ファン。

自己啓発系の本を書いているイメージでしたが、
まさか、住居侵入窃盗についても書いているとは。

守備範囲、広すぎますよ。


そして、さすがは中谷さん。時代の流れをつかんでいたことが統計からも裏付けられます。

本書は、平成14年に出版されています。
当時は、窃盗罪をはじめとして、犯罪が増えていた時期。

窃盗罪の件数は、平成10年あたりから増え続け、平成14年がピーク、その後、減り続けています。
平成14年の認知件数は、約237万件(戦後最多)
平成21年の認知件数は、約129万件
100万件以上減っています。

これだけ減ったのが、この本のおかげであるかは分かりませんが、この本の出版が、歴史上最も必要とされた時期にされたことは確かです。

ベストセラー作家の嗅覚、おそるべし。



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2011/03/31(Thu) | 刑事事件 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
幸せになるチーズケーキ
弁護士石井です。

本厚木駅近くにあるアネリーズという飲食店に行ったら、
「『幸せになるチーズケーキ』というデザートを作ったので広めてくださいよ」
と言われました。

http://www.yohachi.net/

チーズケーキ




スイーツの味に疎い私に頼む事なのでしょうか・・・


このお店に限らず、飲食店のお客さんは減っているようです。

もともと外食不況だったところに、震災で、飲みに行くという気持ちになりにくいですし、神奈川では計画停電があって、営業できるのかどうかわからない。

お店によっては材料が手に入らないところもがあったようです。

3月4月は歓送迎会の季節だそうですが、これもキャンセルが相次いでいるとのこと。


他の飲食店では、銀行への返済額の減額を交渉したところ、そういう要求が相次いでいると言われたそうです。

飲食店の方によると「このあたりの飲食店、このままだと半分くらい消えるんじゃないですか」という話も聞こえます。


先週の日経新聞に、必需品以外の消費が落ち込んでいるという記事が載っていました。
外食以外にも、ゴルフ、ホテル、書籍なども売上が落ち込んだそうです。

たしかに、娯楽という消費マインドには、なりにくいのかもしれません。


震災直後、ニュースの映像を見て、大変なことが起きていると知ったとき。
自分が何を感じたか。
私は、ものすごい反発の力を感じたのです。

絶対に以前よりも良い状態にしてやる!
という強い反発の力を。

大した恐怖も被害も受けず、多少の不便がある程度の生活をしているから、そんな気持ちになるのかもしれない、とも考えました。


しかし、夜間、停電している暗闇のなかで、過去の自分を振り返っていたら、
私のエネルギーの根源は、いつも反発心だったと気づきました。


上から力を加えられる、制約される、完膚無きまでたたきのめされる

そういうものに反発して今の自分があるのです。


たぶん、こう感じる人も多いのでしょう。

ネット上では、前向きな力が目立っています。

なんとか、この状態から立ち直っていきたい、いや、震災直前以上の状態にまで持って行きたいという気持ちが強いです。

もし、そこまでインフラや、経済が回復したとして、
いままで、当たり前のように使っていたモノ・サービスはそこにあるのでしょうか?

あって欲しいと思うのでしょうか?


もし、ないと困るだろうな、と思うなら、今こそ、そのモノ・サービスを使うべきだと思います。

いままで、当たり前のように使っていた駅・電気が使えない。
いまあるものが、ずっとそこにあるとは限らないのです。
あって欲しいものなら、みんなで守らないといけないのです。

というわけで、飲食店がなくなったら困る!という人は、
『幸せになるチーズケーキ』を食べに行ってみてはどうでしょう?

食べたからって幸せになれるかなんてわかりません。
たぶん、まあ、うまい、で終わりでしょう。
そもそも、男の店長からハートマークのケーキを出されても、引くことの方が多いとは思います。

でも、飲食業界の未来を考えながら食べると、将来の幸せを守っている気分になれると思います。

そんな未来のために是非。


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2011/03/28(Mon) | 厚木の話 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
計画停電時の電話
弁護士の石井です。

事務所は、17日から通常どおり業務を再開しました。
暖房を使っていないので、相談にいらっしゃる際には、厚着してきてください。
私もコート着ながら業務しています。

16日までは、早朝に電車と停電の様子を見ながら、スタッフ全員にメールを送っていたのですが、
1名に届いていなかったようで、16日に1人出勤させてしまいました。
一番、遠い所に住んでるスタッフが。

事務所のメールアドレスからドコモのケータイにメールを送ると、届かないことがあるんですね。

メッセージは届いてこそ意味があります。
発信主義ではだめだと実感。

先週は停電の予定が不安定なので、相談希望者には個別に連絡をして意思確認をさせていただきました。

地震前に法律相談の予約をした人は、予約時とは大きく環境が変わっていますからね。

しかし、連絡を取れない方もいます。
何度も連絡しても電話に出ず、留守番電話にもならない。


来るのか、来ないのか・・・?来ても停電だ。そもそも無事?

と不安になりながら、待っていることもあります。

メッセージが届かない以上、待つしかない。

というわけで、予約をした皆様、事務所からの電話には出てくださいね。


また、計画停電第1グループの時間帯に、事務所に電話をすると

「この電話番号には、機械が接続されていないか故障している可能性があります」

というアナウンスが流れてしまいます。


これは、停電、という趣旨ですので、時間外にかけてもらえればつながります。

こちらからもメッセージを投げかけます。みなさんからもお願いします。


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2011/03/21(Mon) | 事務所について | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
地震と法律相談
弁護士の石井です。

震災後、法律相談のニーズは当然ながら激減しています。
みなさん、それどころじゃないでしょうし、相談までのインフラもボロボロですので。

ただ、そんななかでも、「相談したい」という方もいらっしゃいます。
私の予定があいている場合には対応したいと思いますが、停電の予定が不安定なため、ハッキリした約束ができない状態です。
私が花粉症じゃなければ、公園で相談を聞いたりもできるんですが。

ふだん、事務所が相談に応じられない場合、相談センターを案内しているのですが、こちらも受付状況は場所によって違うようです。
厚木に近い海老名のセンターは、今週は機能していないようです。

以下、横浜弁護士会のサイトから転載します。

http://www.elint.co.jp/yokoben/info/event/20110314_14124.html


横浜弁護士会各種法律相談においては、既にご予約頂いている相談につきましてはそのまま実施を予定しておりますが、
①停電があった場合、②強い余震が発生した場合、③交通事情による職員配置が出来ない場合などには、急遽中止となることがありますので、予めご了解下さい。
各相談所における具体的な運営状況は下記のとおりです。
ご不明な点は、横浜弁護士会法律相談センター(電話045-211-7700)へお問い合わせ下さい。
なお、3月19日以降の相談業務につきましては、現在検討中ですので、追ってご連絡をいたします。


関内(本部)法律相談センター
 3月15日から18日まで受付時間を短縮します(窓口業務は15:30まで)

川崎法律相談センター
 3月15日から18日まで新規予約受付はいたしません

相模原法律相談センター
 3月15日まで新規予約受付はいたしません
 3月18日まで新規夜間相談の受付はいたしません
 3月15日と17日の受付時間を短縮します(窓口業務は18:00まで)
 3月16日と18日の受付時間を短縮します(窓口業務は15:30まで)

小田原法律相談センター
 3月15日まで新規予約受付はいたしません
 3月15日から18日まで受付時間を短縮します(窓口業務は15:30まで)

横須賀法律相談センター
 3月15日まで新規予約受付はいたしません

横浜駅東口(そごう)法律相談センター
 3月15日まで新規予約受付はいたしません
 そごうの営業時間によっては、業務を短縮または中止する場合があります

海老名法律相談センター
 3月15日まで新規予約受付はいたしません(窓口業務は15:30まで)
 3月16日から18日まで閉館します(相談業務中止)

みなとみらい法律相談センター
 3月15日まで新規予約受付はいたしません。
 3月17日 閉館します(相談業務中止)
 3月18日 未定


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2011/03/16(Wed) | 法律相談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
地震と裁判
弁護士の石井です。

震災時に予定されていた裁判はあるのでしょうか。

この2日間では、県内の裁判所から予定期日を変更するとの連絡がある事件もあれば、何も連絡がない事件もありました。
弁護士会のメーリングリストで流れている情報によれば、裁判所によって対応が違うようです。

少年事件など期日を変更できないものは予定どおり実施することが多く、
関係者が多数の家事調停は早々と変更され、
民事事件は裁判所の都合で変更になったり、裁判官がいても当事者の都合で変更になったりしているようです。

日中、本厚木から電車が走っていない以上、私が行けるのは厚木簡易裁判所だけだと思っていたら、
本日、昼の情報では、厚木簡易裁判所の事件は振り替えで対応しているようです。

ご自身で裁判を起こしている方は、連絡がこない場合は、個別に裁判所に確認するしかないようです。


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2011/03/15(Tue) | 雑談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
震災と給料
弁護士の石井です。
震災時の法律問題中、給料に関する部分について記載してきます。



Q.震災により、労働者が出勤できない場合、給料はどうなりますか?

出勤できない理由が、会社側に責任のないものである場合、労働者は、給料を請求できないのが原則です(民法536)。

会社の賃金規定が、働いていなくても給料を払うような記載になっていれば別ですが、通常は、請求できないことになります。

労働基準法の休業手当(26条)も、会社に責任がある場合にしか払われませんので、震災が原因だと認められないでしょう。
過去には雇用調整助成金で救済された例もありますので、これらの情報をチェックしましょう。


Q.震災により、労働者が出勤できない場合、解雇されてしまいますか?



解雇のような懲戒処分は、客観的に合理的な理由や、社会通念上相当と認められるものでなければなりません(最判小和58.9.16)。

震災で出勤できないというのは、不可抗力ですので、これを理由に労働者に不利益な処分をすることは認められません。


Q.震災でお金が必要になりました。給料を前倒ししてもらえませんか?

既に働いた部分については、請求も可能です。労働基準法25条で、労働者が、出産、疾病、災害・・・非常の場合の費用にあてるために、既に働いた部分の賃金請求を認めています。


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2011/03/14(Mon) | 災害時 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
緊急時には弁護士も社長も騙される
弁護士の石井です。

地震発生時、私は、エレベーターに乗った瞬間でした。
エレベーターが動き出した瞬間、ガタガタと揺れていたので、

「なんだ、このエレベーターは?昭和初期か?

などと思いながら、目的階で降りました。

しかし、なんだか地面も揺れている気がしたので、後ろのエレベーターを振り返ってみると
地震のため停止
と表示されていました。

あー、地震があったんだー、と深刻に考えず、いろいろと仕事を終えた後、本厚木駅に
行くとシャッターが降りていて閉鎖。
事務所に戻ったら、女性スタッフが青い顔。
MLやツイッターを見て、事の大きさに気づいたのでした。

「そんなに何事もなかったみたいにしているの、先生だけですよ」と言われました。



災害発生時に、多くの人は善意を持って活動してくれていますが、そこにつけ込む人もいるということを、1%くらい頭に入れておいてください。

震度7でも1%の疑いを。


最近の災害を見ても、

ハイチ地震の際に、寄付金詐欺があったりパスワードが盗まれるウイルスの話
http://ascii.jp/elem/000/000/490/490246/

ニュージーランド地震でもフィッシング詐欺
http://www.symantec.com/connect/blogs-159

2008年四川の地震でもメールは出回っています。
http://www.computerworld.jp/topics/vs/108949.html

もちろんリアルの現場での詐欺というものもあります。
地震直後は電話がつながらず、やっとかかってきた電話は、
まず家族だろう
と思ってしまいますよね。振り込め詐欺の成功率が上がりそうな
環境ではあります。
事の重大さに気づくのが遅かった私は、実家に電話すらしていませんでした。
石井家に電話されて「ああ、オレ、体は大丈夫。でもお金が必要」と言われたら、
うちの親は騙されたかもしれない。

みなさん、気をつけてくださいね。


と言いながら、実は、私自身、誤情報を信じてしまいました。

「首都圏で科学物質が含まれた雨が降ることが予想されるのでレインコートを着用するように」
というチェーンメールです。

地震翌日の12日。
自分自身が地震で怖い目に遭っていないため、のんきに、私は新宿で1日勉強会に参加していました。
メディアの情報は一切入ってこない環境で、家族から、1通のメールが来たのです。

化学物質の含まれた雨が降るらしいというメールが。

私は、家族はテレビをずっと付けているイメージを持っていたので、テレビで流れた情報だろうと考えてしまいました。
会に参加していた50代の社長さんと話をしていたら、彼にも同様の情報が来ていたそう。

2人とも、そんな警告がそこら中でされているんだ、と思い込みました。
2箇所から同じ情報が入ってきていますからね。


この時点で雨が降ってきたら、必死でレインコートを探したと思います。

「レインコート1万円!」と言われたら買ったかもしれない。


情報が限られた環境では、信頼できる家族からの情報提供+複数の情報源

であっても、騙される可能性があるんですよ。


帰宅後、家族に確認したら、情報元は2人の友人からのメールだそう。
緊急時の情報は、発信源を確認しないとダメですね。

逆に、有益な情報を発信する際には、どこから得た情報かを書いておくと、信頼性が上がりますね。

そういう気配りをしておくと、より人の助けになるでしょう。

皆さん、がんばりましょう!








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2011/03/13(Sun) | 雑談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
修習生の就職活動
弁護士の石井です。

神奈川県でも、新人弁護士の就職は厳しい情勢です。
先月おこなわれた横浜弁護士会の就職説明会では、求人20名弱のところに360人の修習生が集まったそうです。
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51827068.html

事務所の求人に巡り会える確率がかなり低くなっています。
徐々に、かつての司法試験の合格率に近づいてきました。


私の事務所にも、募集をかけてもいないのに、事務所訪問をさせて欲しいというメールが何通か届いています。

しかし、その中身は一斉送信だったり、ホームページを一部コピペしただけのものだったりと、残念なもの。
ぬるい就職活動しかしていなかった10年前の私よりも優秀そうな方たちばかりですが、当時とは状況が違います。

少なくても、ブログで紹介した本くらい読んで実践してみればいいのに、と感じます。

20代前半の就職活動に役立つ本ですが、法律事務所での就職に役立つ部分もありますよ。

20代で人生の年収は9割決まる
20代で人生の年収は9割決まる






ちなみに、うちの事務所は、もともと弁護士が3人しか入れないレイアウトなのですが、
4人目が来てしまいました
http://sagamigawa.blog73.fc2.com/blog-entry-472.html


ハードの問題は後で考えればいいや、と思わせることが大事なのでないでしょうかね。


4人目のスペースを生み出すのに役立った本がこちら。

人生がときめく片づけの魔法
人生がときめく片づけの魔法





「ときめかないモノは捨ててしまえ」という恐ろしい基準を与えてくれる本です。

この基準でどんどん捨てていたら、必要なモノまで間違えて捨ててしまっていたようで、
ゴミ箱からスタッフが救出してくれていました。

それくらい勢いよく片づけられるメソッドです。


これからの就職活動で、「いやー、うちの事務所はスペースがなくてね」と断られたら、
この本を読み聞かせてみましょう。

きっとスペースだけは生まれるはず。

がんばれ!




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2011/03/07(Mon) | 雑談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
4人目
弁護士の石井です。

突如、事務所に弁護士が1名移籍してきましたので、弁護士4名体制となりました。
みなさん、よろしくお願いします。

http://www.sagamigawar.com/bengoshi4.html

他事務所からの移籍というのは初めてのケースです。
経験者だから新人とは呼ばないですね。


彼は、支部で一番の脚本家で、ストーリー作りが得意。

それが法律事務所に関係あるのか?
と皆さん、疑問に思われることでしょう。

脚本を作る能力は、ゴールを見る能力。
そして、ゴールに向かって、道筋を構成していく能力。
まさに、事件解決につながる能力なのです。という期待をしているのです。


これからは、「ストーリーとしての裁判戦略」ができる事務所になるでしょう。

参考文献
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)



さらに、伏木弁護士は、元陸上部で、100m鎌倉2位の実力者。
これで、石井、田中弁護士に続き3人目のスプリンター。
香崎弁護士のフルマラソンを加えると、4人ともランナーという法律事務所です。

戦う弁護士軍団に対抗して、走る弁護士軍団とでも名乗ってみましょうか。


弁護士全員プラス事務局で、300mレースをしたら、誰が一番速いか。
秋くらいに企画してみます。お楽しみに。



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2011/03/01(Tue) | 事務所について | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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