パチンコ攻略法
ほんのむかし、あるところにギャンブラー・ケンイチロウが住んでいました。



ケンイチロウは、いま、パチンコに夢中。

パチンコ雑誌まで買って研究をしているのです。



でも勝てない。



そんなケンイチロウが、雑誌をパラパラとめくっていると、

「パチンコ攻略法。全国どこでも出張!攻略法を目の前で見せます」

という広告を目にしました。



そうか、パチンコには攻略法があったのか。

それを知らない俺は、どうりで勝てないわけだ。

これさえ手に入れれば、勝ちまくれる!



そう考えたケンイチロウは、さっそく業者に連絡し、出張してもらうことになりました。



待ち合わせ場所にやってきた男の話を聞くケンイチロウ。

なんでも、攻略法には、A~Dコースまであるらしいです。



Dコースがオススメですよ。1年間の保証つき!



「うーん、Dコースは50万ですか。お金がないんだよな。」



大丈夫ですよ。サラ金から借りれば



ケンイチロウは、消費者金融に連れて行かれて、借金をしてDコースに入り、攻略法を教えてもらいました。



その名も「確変継続・初当たり打法」



なんだかすごそうなネーミングです。



これさえあれば!

と、行きつけのパチンコ屋で試してみましたが、さっぱり勝てません。



ケンイチロウは、クレームの電話をしました。



ちゃんとマニュアルどおりにやってるんですか。勝てないなんて人、初めてですよ



「え?そうですか・・・」



何度やっても勝てないケンイチロウ。

再度電話。



ここらへんは裏物(改造機)が多いからだめなのかもしれないですね。裏物に強い攻略法もありますよ。裏情報なので100万円



「お金ないですよ」



大丈夫ですよ。サラ金から借りれば



「総量規制とかで借りられないんですよ」



じゃあ、ヤミ金を紹介しますよ



「そんなところから借りたら、まずくないですか?」



大丈夫ですよ、パチンコには表物か裏物しかないから、両方の攻略法を持っていれば必ず大当たりが来ますよ。そしたら、すぐに返せますって



「そうですね!」



ついにヤミ金から借りてまで情報を購入したケンイチロウ。



しかし、裏攻略法もさっぱり勝てません。



さすがに慌てて電話をしましたが、つながりません。

会社の本部に行ってみましたが、誰もいませんでした。







パチンコ攻略法詐欺は、かなり以前からある問題。

最近も逮捕のニュースが流れていました。

http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100727ddlk22040167000c.html



雑誌社の責任を追及した事件もありました。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100512/trl1005122014010-n1.htm



私も、パチンコの知識がないなりに、何度か担当したことがあります。

パチンコに詳しい先輩弁護士によれば、今の機械では、必ず勝てるような攻略法は存在しない、という話でした。

ということは、そういう宣伝をしている時点で詐欺ということになりますね。



あとは、業者に逃げられないかどうかがポイントになります。







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2010/07/29(Thu) | 消費者問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
家計簿をつけたその後

家計簿をつけました!・・・で?



借金で苦しんでいる方に対して、裁判所などから家計簿をつけるようにアドバイスされることがあります。



そのアドバイスを受けて、家計簿を真面目につけてみた。



それで、これからどうするの?

と困ってしまう人がいます。



家計簿をつけたのは何のためでしょうか?

例えば、家計の収支をプラスに持っていき、いざというときのための貯蓄をする、

などの目的があったはずです。



じゃあ、その目的を果たすために、家計簿をどう活かすのか?

記録をするだけでは意味がないのです。

活かすために記録をしているのです。



公認会計士が教える 年収の4割を貯蓄する方法
公認会計士が教える 年収の4割を貯蓄する方法









「公認会計士が教える年収の4割を貯蓄する方法」という本を読みましたが、まさに、家計簿をどう活かすのか、について書かれた本。



ただし、ハードルはかなり高い。家計簿をつける習慣ができていないと、いきなりこの方法を採用するのは難しいかもしれません。



何しろ3種類のノートをつくる

「①「過去ノート」過去、自分は何にお金を使ってきた?

 ②「今ノート」今、自分はいくらお金を持っている?

 ③「未来ノート」将来、自分のお金はどうなっていく?」



かつ、過去ノートには



「【現金】ページ、【収入】ページ、【支出】ページをつくっていきます。」



3種類の分類が必要であり、



今ノートも1と2に分かれているという。



ノートだらけになりそうで、家計簿のような記録を取ること自体が苦手な人は、まずハードルの低い家計簿から始めた方が良いかもしれない、と感じました。

PC上でなら何とかなりそうですが、アナログでは私には無理そう。



ただ、この本の素晴らしいところは、公認会計士の方が書いただけのことはあり、過去のデータから予算を立てて、それを未来ノートですりあわせていくという点。



「「未来ノート」でつくるキャッシュフロー表は、「今のところ私のお金はこう進んできていて、これから先はこうするつもりだよ」と最終的な目標の達成に向けて、途中経過を確認しながら、積極的に働きかけていく表。」



いま、どの程度の達成レベルかを把握できるわけです。

そして、支出を修正していくことができる



これこそが、家計簿などの過去のデータを利用するということ。

家計簿をつけること自体はできるが、うまく活かせていない、という人は、この本の発想を取り入れてみると、家計を最大限に活かせるはず。







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2010/07/26(Mon) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
究極の問題解決方法を見つけられる本

前回、保証人の話をしたところ、最近読んだ本に、偶然保証人の記載があったので紹介します。

福島正伸さんの「小さな会社の社長のための問題解決マニュアル」という本。



地味なタイトルですが、ある意味で、ものすごい本でした。これこそが問題解決か、と。

小さな会社の社長のための問題解決マニュアル
小さな会社の社長のための問題解決マニュアル








資金に関する問題、売上、人材育成、新規事業に関する問題についてQ&A形式で書かれた本です。





資金に関する問題のなかでされた保証人についての質問は



「保証人がいません。このようなときには、どのようにしたらよいでしょうか。」



というもの。

これに対しての解決方法とは



「第1に、本当にいないかもう1度探してみます。第2に、なぜ保証人がいないのかを考えます。これまでの仕事の仕方、人間関係に問題があったのかもしれません。



こまったときに誰も支援してくれないとすれば、たとえ今回の状況を乗り越えたとしても、今後また、事業を進めていくことが困難になる事態が必ず生じるでしょう。いつでもまわりから支援される存在になっておく必要があります。」



どのようにしたら良いか?という質問に対して、なぜいないのかを考える

なぜ誰も保証人になってくれないのだ?と自問自答せよ



これは、法律相談ではとてもできない回答です。熱い。





実は、この本では、ほとんどの回答が、このようなスタンスで書かれていて、驚きました。





資金についての質問で

「公庫、保証協会、銀行、サラ金にも断られ四面楚歌の状態です。もうできることは何もありません。これから、どのように対応したらよいのかわかりません。」

という問題に対して、解決方法は



「いかなる状況におかれたとしても、そこでできることは無限にあります。」



とか





「倒産寸前の状態です。支払うことができません。どのようにしたらよいでしょうか。もちろん、現在金融機関からは借入ができない状態です。」

という質問に対して、解決方法は



「ひとつは当面の資金調達、そしてもうひとつは未来への資金調達です。

信頼とは、日々の努力によって生まれるものです。」



と回答したり





「倒産の危機により、親族に多額の資金の借入をお願いしたいのですが、どのように親族に説明したらよいでしょうか?」という質問に対し、



「夢を描くこと。」



と回答されたりしています。



いやー、熱い!

とにかく、楽しい夢を見ろ!という切り口で問題を解決する。

法律相談ではできない回答だとは思いながら、資金繰りの相談などでは、落ち込んでくる方も多く、現実逃避をするのではなく、まず前を見なければならない、という気持ちにさせることが大事な場面もあります。

「夢を描きましょう」なんて回答してみたいという気持ちになってきます。

もちろん、法律相談としては、それで完結ではいけませんがね。





他ジャンルの質問も興味深いです。



「大半の売掛金を回収することができない会社がいくつかあります。どうやったら回収できるでしょうか。」

という、法律相談でもありがちな質問に対して



「強制的に回収しようとするほど、お客様との信頼関係は崩れていきます。そうではなく、お客様から自発的に支払っていただく関係をつくればいいのです。」



信頼ですよ。

裁判とか、差押えとか、強制的な回収はNGだそうですよ。自発的に支払ってもらえるだけの信頼。





新規事業に関する相談



「業績不振が続いています。これからはじめるのなら、どんな商売がよいでしょうか。」



→「どんな商売でも成功できます。成功するまであきらめずに努力をし続ければいいのです。」





人事についての相談



「会社に市から職員が天下りしました。ところが、まったく仕事をしません。どう対処したら、よいでしょうか?」



→「やる気のない社員に対しては、その社員に対してどのように対処するかを考える前に、相手から何を学ぶことができるかを考えてみましょう。」



未熟なのは私だった。





「アルコール中毒になった従業員の処遇について。」



→「アルコール中毒の人を優先的に採用し、アルコールよりも人から感謝される仕事の方が楽しいことをみせて教えましょう。もしアルコール中毒の人が、働くことを通して立ち直ることができる会社ができれば、きっと日本中から尊敬されることでしょう。」



福島さんのような方ばかりだったら、この世から犯罪がなくなりそうです。いい!





事業をどうするか?



「今までのように働くことができなくなってきました。商売をやめれば残るのは借金だけです。やめるにやめられない私は、どうしたらよいのでしょうか?」



→「今日1日をどう生きるかは自由にできる。1回のお礼のあいさつに、心を込める。」



おもしろすぎる。

あらゆる分野の問題に対して、一貫性のあるスタンスで回答。

なかなかできるものではありません。

これが最終的な解決になるものではないです(と思います)が、前向きな視点は、問題解決に必要なのではないか、そう洗脳される一冊です。



小さな会社の社長のための問題解決マニュアル
小さな会社の社長のための問題解決マニュアル










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2010/07/24(Sat) | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
タダで金をくれ

「連帯保証をしてくれということは、「タダで金をくれ」と頼むこととほとんど変わらないと覚えておくべきだ。」

『貧乏は完治する病気』より

貧乏は完治する病気 ~金持ちになるための劇的な思考法~
貧乏は完治する病気 ~金持ちになるための劇的な思考法~






そうそう。

保証人になるということは、直接お金を借りたのと、ほとんど同じことになると考えておいた方が良いのです。

貸金業者に対して保証をする場合、ほとんどは連帯保証。これは、お金を借りた人に請求しなくても、いきなり保証人に請求できるという強いもの。



そのため、「連帯保証人になってほしい」という依頼があった場合、お金をくれ、と言っているのと同じようなものだというわけです。



保証人になるのは、なんとなくまずそうだな、と感じている人は多いでしょうが、「迷惑かけない」などと言われたのを信じて、ハンコを押してしまうことが多いのです。

なんとなく、考えるのではなく、ハンコを押すということは、そのお金を自分で借りて、その人にあげるのと同じようなものだと冷静に考えましょう。

法律事務所には「迷惑かけない」と言っていたのに、迷惑かけられて困って相談に来る人ばかりです。このセリフは聞き飽きた。



消費者庁で、貸金業法の改正法施行に伴い、注意喚起がされている商法のなかに、

保証人紹介ビジネスがあります。

http://www.caa.go.jp/region/kashikin.html#m01



改正でお金を借りることができなくなった→返済に困る→保証人さえいればお金を借りられる。

そんなときに「保証人紹介するよ

と言われ、紹介料を払ったものの、紹介されていない、紹介されたと思ったら架空の人物だった、という詐欺。



保証人を紹介するよ、ということは、タダでお金をくれる人を紹介してくれるようなものだと考える。



逆に紹介される側に登録される商法としての事例も紹介されています。

「保証人紹介業者に保証人として登録して5人の保証人になった。そのうちの1人の債務について、保証人としての負担を迫られており、保証人紹介会社に支払いを求めたが、債務を負担してくれない。」



5人の保証人になるということは、5人にタダでお金を渡すようなもの。

貸金業者との保証契約では、紹介会社の名前は出てこないので、紹介会社との約束は無意味。紹介会社が消えたら、保証人の責任だけ残ってしまうというもの。





返済に追われていると、冷静な判断ができなくなり、変なものに巻き込まれやすい

だまされやすい



冷静な判断ができないとしても、保証人はタダでお金を渡すもの、とだけ思い出して、考えましょう。





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2010/07/22(Thu) | 消費者問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
おどされた人とだまされた人
2つの事例、どこが違います?


おじいさんは、アクマから土地を脅し取られた。アクマはテンシにこの土地を売却した。



おじいさんは、アクマから土地をだまし取られた。アクマはテンシにこの土地を売却した。



100720








自分の土地を取られたというところは一緒ですが、脅されたか、だまされたか、が違いますね。



このような場合、おじいさんは、自分の土地を取り戻せるかどうか



テンシは、何も知らずに、この土地を買っています。なにしろ、テンシですから。

アクマは、テンシに売ったら、とっとと消えてしまっています。なにしろ、アクマですから。

本来、だまされたり、脅されたりした場合、直接の加害者に文句を言うことはできますが、その加害者はいなくなっているということは多いのです。



そうすると、残された、おじいさんと、テンシ。どっちを救うか?という話になります。



民法という法律では、

脅し取られた場合には、おじいさんは、テンシから土地を取り戻せる

だまし取られた場合には、おじいさんは、テンシから土地を取り戻せない

としています(96条3項)



脅し取られたおじいさんは救われ、だまし取られたおじいさんは救われない。



強迫の被害者と、詐欺の被害者で結論が違うのです。



どうしてでしょうか?



民法という法律の価値観は、

だまされた人より、脅された人の方をより救ってあげるべき、というものです。





「詐欺より強迫の方が表意者を保護すべき要請が大きい」

民法1 第4版
民法1 第4版





私は、大学1年のときに、この話をゼミで聞きました。



ゼミに参加していた他の学生が、全員、この話を流しているところ、私だけが、食いついていました。



「え?なんで詐欺より強迫の被害者の方が救われるんですか?」



当たり前だよな。だまされた人より脅された人の方がかわいそうでしょ



「え?そう?なんで?」



なんでって、みんなわかるよな?じゃあ、次」



脅された人がかわいそうだということはわかるのですが、だまされた人もかわいそうではないか、と疑問に感じていました。



どうやら、法律で、想定しているのは、財産を騙し取られるという人は、何らかの欲がある、脅される人は欲がない、ということらしいです。

だまされる、として想定されているのは、お金を稼ごうと考えて儲け話に乗った、みたいな話ではないかと。

たしかに、詐欺事件の相談を受けると、「だまされた私も悪いんです」などと自分を責めているケースが結構あります。

これに対し、強迫事件の相談を受けるときに「脅された私も悪いんです」などと自分を責めているケースはほとんどありません。

つまり、だまされた人より、脅された人の方をより救ってあげるべきという価値観を持っている人は多いのかもしれません。



しかし、今の時代、振り込め詐欺のように、だまされた被害者に何の欲もない事件が多くなっています。



さらに、私が、この法律の価値観に疑問を持っているのは、

だまされるという場合には、だまされていることを自覚していない、

脅されるという場合には、脅されていることを自覚している、

という違いにもあります。



だましや、脅しの程度にもよりますが、何らかの被害を受けているという状態を自覚しているなら、結果を回避できる可能性があるのではないか?と疑問を持っているわけです。

「脅されている」とわかっているなら、その場で何らかの対処ができる場合もあるし、脅し取られてすぐに動くということができる場合もある。

しかし、だまされている場合には、その自覚がないから、何の対処もできない。すぐに動くことができず、しばらく経って、だまされていたことに気づく。時は既に遅し。



このような点から、私は、「だまされた人より、脅された人の方をより救ってあげるべき」という条文に、今も納得していないのです。



別に法律に文句を言っているわけではなく、日本人が「だまされた人より、脅された人の方をより救ってあげるべき」という価値観に同意した結果、被害を受けたのに「だまされた私も悪いんです」などと言って、泣き寝入りしてしまうことが一番怖いと考えているのです。だまされた人は悪くないですよ。明らかに悪いのは、だました人ですから。



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2010/07/20(Tue) | 消費者問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
職人魂を見習う
腕時計型目覚まし時計。

スリープトラッカー







私はこれを利用していたのですが、ある日、目覚めたら、バンドの部分が切れていました。



100719-1





いったい寝ている間に何があったのか、という切れ方。





本体とバンド部分が一体になっている造りのため、バンド部分だけを交換、というわけにはいかなさそうです。



買い換えるしかないかな、と考えていたところ、ふと思いつきました。





いつも、私のカバンを修理してくれる本厚木駅南口徒歩2分・清美堂。

ここのおっちゃんは、職人技で私のカバンを修理してくれる。

ひょっとしたら、この時計も直してくれるかも・・・と、「靴・鞄修理屋」なのに、持ち込んでみました。



「なおりますか?」



うーん、おっちゃんは、『無理だ』と言うのが大嫌いなんだ



やっぱり根っからの職人。

寝るときしか付けないので、見栄えはどうでも良いと伝え、修理を依頼。



数日後、電話があったので取りに行きました。



100719-2











十分くっついた。とりあえず寝るときだけ付けられれば良いという私のニーズは満たした修理。



しかし、おっちゃんは言う。



予想外に、このバンド部分は弱かった。

 こんなの直したうちに入らないから、お金はいらん




「いや、でも、私の頼んだとおりにできてますよ?」



だめ、こんなのでお金はもらえない



職人魂。





こういう徹底した魂があると、つい頼みたくなる。

だから、「鞄・靴修理屋」なのに、違うものも持ち込んでみたくなる



我々も、この魂を見習わなければ。







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2010/07/19(Mon) | 厚木の話 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
もったいない

自殺者が前年比で減ってはいるけれど、まだ年間3万人のペースであるというニュース



日本では、もう10年以上連続して年間3万人の方が自殺している。



警察庁の統計資料によれば、ほとんどの年で、自殺の原因1位は健康問題。

そして、それに続く2位が、経済・生活問題。平成19年の資料だと、全体の約25%、7500人がこの理由。



ヤミ金とか、借金問題とか、騙されてクレジット債務を負ったとかいう理由で自殺をしてしまった方は、ここに含まれるようです。



私は、「たかがお金の事で命を絶つなんてもったいない」と考えています。

しかし、目の前のことに追われている人は、そんな発想になれないもの。



最近、元ホームレスとか、元フリーター、元借金まみれ等から成功した人の話を聞く機会が多く、この国では、這い上がることは十分可能だと再認識しています。



そういう認識を広げていけば、年間7500人が少しでも減るに違いありません。



苦しいところから抜け出せれば、過去の苦しみはネタになります。

それを伝えることで、救える人がいます。



そんなチャンスを無駄にするなんてもったいないです。







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2010/07/08(Thu) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
あいつがもらっている配当、すごいなー、俺もやってみるか
ほんのむかし、ある村にポン君とジー君がいました。



2人は、映画を作りたいと考えたのですが、お金がありません。



出資してもらおうよ

ということで、映画の魅力を語って、出資を募りましたが、誰も出資してくれませんでした。



困った2人は、堅実にお金を貯めようとバイトを始めました。



ポン君は、バイト先の先輩から、「ロコモコ・ロンドンEX取引をすると儲かるらしい」という話を聞いて、その取引にバイトの給料をつぎ込みました。



ビギナーズラックで、バイト代の5万円が、1日で10万円になりました。





ジー君、ロコモコ・ロンドンEX取引って、なんだかわからないけど、すごいぞ



「僕もやってみようかな。それだけ増えるなら、元手がたくさんあると良いんだけどね」



このロコモコ・ロンドンEX取引で儲かるということを伝えて、たくさんの人に出資してもらえばいいんじゃないか?



「グッドアイデアだ」



1日で倍になるんだから、10日で10%くらい配当すると言えば、結構な金額が集まるんじゃないの?





2人は、出資してくれるよう村で募集をしました。



今度は村人も興味を持ってくれました。



1人のお金持ち村人Aが、100万円を出資してくれました。



100万円も出資してもらえたぞ

とポン君とジー君が喜んでいるうちに、あっという間に10日が経ってしまいました。



まずい、もう10日だ。10%だから10万円配当しないと



「でも、100万円全く手を付けていないから、10万返せば良いんじゃないの?」





ということで、2人は、村人Aに10万円を渡しました。



残金 90万円。





村人Aが10日で10%の配当を受けたのを見た、村人BとC



Aのヤツ、10日で10万儲かっているぞ。これなら、100日で元が取り返せるじゃないか?

ロコモコ・ロンドンEX取引ってすごいな。よくわからないけど、俺らも出資しよう



ということで、Bさんから100万、Cさんから100万の出資を受けた2人。



預かっているお金が290万円に。



2人は、なんだかたくさんのお金が集まってきてとまどい始めました。とまどっているうちに10日が過ぎました。



まずい、もう10日だ。10%だから3人で30万円配当しないと



「大丈夫だよ、前回と同じように、全く手を付けていないから、そこから10万返せば良いんじゃないの?」



ということで、2人は、村人A,B,Cに10万円を渡しました。



残金80万円

 +90万円

 +90万円

の260万円。



3人が10日で10%の配当を受けたのを見た、村人D,E、F。



様子見してたけど、どうやらロコモコ・ロンドンEX取引ってすごいらしいな。俺らも出資してみるか



ということで、さらにD、E、Fの3人から100万円の出資を受けたポン・ジー。



預かっているお金は560万円に。



どんどんお金が増えていくな。不思議。



「そろそろ、ロコモコ・ロンドンEX取引を始めた方が良いんじゃないか」



ポン君とジー君、ロコモコ・ロンドンEX取引を始めたものの、人のお金で取引すると、うまくいかないもの。しかも、もともとよくわからない取引。

10日で300万円損失。



預かっているお金は260万円に。



そろそろ、配当だぞ。



6人に各10万円を配当。

残金200万円。



村人Aさんから連絡が入りました。



急にお金が必要になったので、100万円を返してもらえるかね



そうか、元金も返さなきゃいけないんだ



100万円を返した2人。



残金100万円。

残りの5人への配当が続く。



どうする?大変なことになってきたぞ。10日経ったら、50万配当しないといけない。



「良い方法があるぞ。どんどん人を集めれば、とりあえず何とかなる



こうして、2人は、10日で10%という高配当をうたい文句にして、たくさんの村人からお金を集め、とりあえず何とかなりましたが、そのうちに出資してくれる人がいなくなり破綻したのでした。









『金融イソップ物語』で読んだ、ポンジー事件。



金融イソップ物語―“あと一歩”で儲け損なった男たちの話



非常に多くの人から出資金を集め続けた詐欺事件。高配当を維持するためには、自転車操業のように次から次へと出資者を集めなければなりませんでした。

もともとポンジーが出資を受けたのは、国際郵便返信用クーポンに為替レートを絡めて儲けるという話でした。しかし、実際に、その作業をしたのは最初のわずかな金額だけだったそうです。



この事件では、実際に配当を始めたところ、どんどんとお金が転がり込んでくるようになったとか。





目先の実績にだまされるな、ということです。



ただ単に高配当、というだけではなく、高配当ができる理由を確認しないといけません。

高配当できるということは、それなりのことをしていないと、配当し続けられなくなりますよね。

そうだとすると、単純に、後から出資してきた人のお金を配当に回しているだけの、その場しのぎの配当である可能性が高いということ。



「ポンジー流の手口は一言でいえば、先に出資した者への報酬を常に後から参加者の出資金でまかなうというインチキ・システムである。」『金融イソップ物語』より





何らかのものに出資させて多額のお金を集めるという事件は、最近でも多く発生しています。

うわべが変わっただけの事件。



エル・アンド・ジー事件・・・円天という架空のお金

エフ・エー・シー事件・・・FXで高配当→運用実態がないとの報道が後日されています。

ワールド・オーシャン・ファーム事件・・・エビの養殖をする投資ファンド→勧誘時に説明されたような養殖場の実態がないとの報道が後日されています。



最近の岡本倶楽部・・・温泉旅館に泊まれる権利として一部配当、も似たような仕組みです。



その場しのぎの配当は、罠。



目先の実績にだまされるな。







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2010/07/06(Tue) | 消費者問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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