弁護士バー

弁護士は敷居が高い。



私が弁護士になった頃はそう言われていました。

私は、敷居は下げなきゃ、と思っていますし、そう思っている若手も多い。




弁護士バーのニュースが話題になっています。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091129/trl0911292206003-n1.htm



記事によると弁護士バーとは以下のようなものだそう。



弁護士がバーテンダーになって酒を振る舞いながら法律相談もする「弁護士バー」。



このバーが、弁護士法に抵触する疑いがあるとして弁護士会が注意の文書を出すそう。

私が、このバーの話を最初に聞いたときは、バーテンダー弁護士と打ち解ける場所と聞いていました。

やはり敷居を下げるのが目的のようです。

バーなんてほとんど行かない私としては、なんじゃそりゃ?と思いましたが、法律相談も別室でするんですか?

ますます、なんじゃそりゃ?



同じ記事によると、弁護士会側の言い分は次のとおり。

二弁の味岡良行副会長は「顧客が弁護士に法律相談をすることを容易にする時点で事実上の仲介業務」と指摘。





弁護士法72条は、弁護士でない者が、報酬目的で法律事務の周旋をしちゃだめよって決めている条文です。



ざっくりした要件としては

・弁護士でない者

・法律事件に関する法律事務の取扱を周旋すること

・報酬目的

・業としてなされること

が禁止。



私が事務所を設立した頃、過払い金の相談があるというので話を聞いてみたら、

「過払い金のお客さんを定期的に紹介するので受けてくれませんか?

 うちはお客さんから報酬もらいますから」

という某団体からのお誘いでした。

弁護士法に正面衝突してますよ。





今回の問題で、バー経営者側は「法律事務の取扱」ではないと主張しているそうです。

とすると、このバーで、誰がどの程度のことをやるのか、という問題でしょうか。

弁護士が夜の街で副業バーテンダーやってるだけなら、この条文には引っかからないですよね。

弁護士の敷居を下げるという出発点は非常に良いと思いますので、あとはシステムがどうなっているか。



このバーって、実際にオープンしたら、どういう人が行くのでしょう。

真面目に相談したいという人は、夜間に対応している法律相談も増えていますから、そっちに行けば良い。

そうすると、酒飲みながら「弁護士マスター、あれ、どうなのよ?」と友人ノリで相談したい、という人か、弁護士と知り合っておきたいという人か。

法律相談をするという別室は本当に使われるんですかね





(独り言)

そういえば、数年前に厚木市内のカフェで、「毎月第○●曜日に弁護士が法律相談に応じます」という貼り紙を見かけた気がします。



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2009/11/30(Mon) | news | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ふせんの病

最近、仕事に追われかけてきていたので、今日は休むことにしました。



久しぶりにマンガを読みましたが、普段の癖で、ついついふせんを貼ってしまいます。

091129












友人に話したら「病気だよ」と言われました。ふせんの病



じつは、マンガに限らず、ドラマでも映画でもCMでも「ここにふせんを貼りたい!」と衝動に駆られることがあります。



それは単に情報だったり、演出だったり、コピーだったりします。

いずれも、後に使いたいと思うもの。



人はどんなことからでも、何かを学ぶことはできます。

受け手の意識しだい。



最近、将来不安や現状を嘆く声、現実逃避をしている人が増えています。

感情がそうなってしまうことは否定しませんが、それよりも目の前のものに対する意識を変えてみては?



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2009/11/29(Sun) | 雑談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
転んでもタダでは起きない
数日前、右手首を痛めました。



物を持ったり、字を書いたり、タイピングをすると痛む。

私にとって、タイピングができないという事態は、声が出ない、脳が働かないなどと同じくらい仕事にならない事態です。



問題が発生した場合の対処法は次のとおりです。

現状認識→分析→対策検討→アクション





1.現状認識



痛みが出るポイントは?

親指から内側3本を動かすと痛む。

手首を曲げると痛む。

タイピングの衝撃が痛い。

トラックボールマウスを操作する動きも痛い。



2.分析



原因は?原因がわかることで症状を緩和できるかもしれません。

痛みの内容、最近の生活からすると、重い荷物を持ったことか、PC作業時間が増えていることが原因では?という仮説を立てました。





3.対策検討



症状の原因についての仮説から、以下の対策を立てました。



・自分でできる対策

A とりあえずマウスをトラックボールマウスから通常のマウスに変更。

ロジクール ロジクール トラックマン ホイール TM-250
ロジクール ロジクール トラックマン ホイール TM-250





トラックボールマウスはマウス自体を動かさなくて良い代わりに指に負担がかかるという欠点があると判明。



B タイピングはソフトタッチでする。

C 字の筆圧を弱める。

D 左手をメインに作業する。



E 3日経っても治らなかったら、音声入力にチャレンジ(勝間式)。



・外部に頼む対策

専門家に相談する。





4.アクション



知人の整体師に会う機会があったので、「この痛みは何だ?」と聞いてみると、

手首が熱を持って炎症を起こしているっぽいとのこと。



腕を冷やすとともに、対策のA~Dを実行していたら、2日でよくなりました。





5.学んだこと



A→トラックボールマウスも万全ではない。普通のマウスもとっておいて良かった。

B→タイピングはソフトタッチにした方が速いかも?

C→字の筆圧を弱めた方が、書き殴るより読みやすいかも?

D→左手をメインに作業→世の中の物は右利き人間を前提に作られていることを実感し、左利きの人の苦悩をわずかに理解。



音声入力はまたの機会に。



問題が発生した場合には、現状を見つめたうえで、早期に専門家に相談した方が良い。



この点は、法律問題も同じです。



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2009/11/28(Sat) | 雑談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
事業仕分けで追及されたら一溜まりもない

法テラスから「被疑者国選弁護事件に関する全件調査を行います」という内容のFAXが来ました。



被疑者国選事件を担当すると、基本的に被疑者との接見回数にしたがって報酬が決められます。

警察で接見する場合には、接見簿に氏名や日時を記載します。

事件が終わったときに、弁護士が接見日などを記載した終了報告書を提出して、報酬が支払われます。

この際に、過大に申告した弁護士がいたということで問題になったそうです。

接見簿に記載がない(接見していない)のに、終了報告書には接見したと記載して提出。



意図的なものだとすれば大問題。



それゆえ、6000件の事件について、報告書と接見簿を照合して調査をするということです。接見簿から特定の事件を探して回数を調査する。気が遠くなりそうなこの作業は、警察の方が担当するのでしょうか。



この問題があって、今では、被疑者国選で接見簿に記入するときに、専用の用紙を下に敷いて複写させて、その用紙を報告の際に一緒に提出するルールになりました。

またまたアナログな。

警察の人も、この対応が大変らしく「用紙が足りない」と言い始めたり、「今回、用紙は必要だっけ?」と質問してたり、もらった用紙に他の事件の接見記録が複写されていたり、と色々と問題が出ています。



もともと、法テラスから求められる報告書は結構細かくて、書くのが面倒だという問題もあります。

たとえば、被告人国選でも、期日ごとに法廷が開かれていた時間を記載しなければいけません。

弁護士会の内部でも、「○時間」という記載が認められないことが話題にされていました。裁判が始まった時間、終わった時間までカウントしないといけないというのが建前です。シビアな事件では、そんなところに気を使いたくないですよね。



終了報告書の接見の日時入欄も小さく、書き込みたいという欲求が全くわかないものです。

バスの中で書いた字だったりすると、「これ読めるのかな・・・?まあ、いいやFAXしちゃえ」というレベルの字で書かれた報告書もあります。

今のところ法テラスから「字が読めません」という問い合わせはないので、きっと解読されているんでしょう。今回の照合でいまさら「これ、何月何日って書いてあるのですか?」と質問されたらどうしましょう。



今回の調査では、もっとひどい事態も想定されます。



法テラスより過大申告の疑いの連絡。

石井弁護士、報告書と接見簿を照合しましたが、報告書に書いてある○月○日には接見に行っていませんよね?



石井の弁解。

「いや、すみません・・・

 ○月○日じゃなくて、○月□日って書いたんですが・・・」



なんてやりとりがあったら、再度、警察に照会かけるのでしょうか。

自分の過去の字が、国家機関に迷惑をかけてしまう事態が予想されます。





これらの問題を解決するためにも、もう接見記録を電子化しちゃえばいい。

スイカやパスモみたいなICカード機能を弁護士バッジに組み込んで、バッジを見せると「ピッ」という音で接見記録が自動に法テラスに送信。

電子マネー機能を持たせて交通機関と法廷でも使えるようすればなお良い。

接見簿への記入も不要。報告も不要。交通費も報酬も自動計算。



接見簿に記入する、報告書を作成する弁護士の時間。

法テラス用の紙を準備・管理する警察の時間。

報告書から接見回数をデータ化する法テラスの時間。



これらの時間が節約されます。



素敵な未来だ。



後ろじゃない。前を見ていきたいものです。



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2009/11/27(Fri) | 刑事事件 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
空白期間約9年、相殺で一連計算を認めた裁判例
田中弁護士が担当してくれた過払いの裁判。

空白期間約9年という事例で、充当は否定したものの、相殺で救済した判決が平塚簡易裁判所で言い渡されました。



第1取引が平成4年8月まで。

第2取引が平成13年6月から。

という取引内容。



第1取引で発生した過払金を第2取引の貸付金に充当して一連計算すれば過払い、

第2取引だけを計算すると債務が残るという計算です。

091126








充当による一連計算は否定されましたが、順次相殺されるので一連計算と同じ結果になるとの主張が認められました。

結論的には、平成20年3月12日横浜地裁判決に近い内容です。





「取引終了」から10年で時効にかかるといわれている過払金ですが、このように救済される可能性はあります。

ご相談の際には、およそで結構ですから、どのくらいの時期に取引があったのか思い出してもらえると、よりよい解決につながります。



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2009/11/26(Thu) | 過払い | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
反対尋問
先日、刑事事件の裁判で検察側申請の証人尋問に出席しました。



刑事に限らず、民事事件などで、依頼者の方から「相手は、証人尋問で本当のことをいうのでしょうか」と聞かれることがあります。





証人尋問や当事者尋問は、最初に申請した側が尋問をおこない、その後に相手方が反対尋問をおこなうことになります。

検察側が申請した場合には、弁護人がおこなうのが反対尋問となります。



このような尋問がおこなわれる場合、多くの事件では、事前に証人となる人が、どのような証言をしそうなのか、供述調書や証言の予定書面、陳述書などで確認します。

その内容を確認したうえで、どのような反対尋問をおこなうか検討して臨むのです。



ところが、実際の尋問では、証人が、事前に確認した書面と違うことを言い始めることがあります。



弁護士になる前の修習中に体験した模擬裁判などでは、証人が供述調書と違うことを言い始め、パニックになったことがありました。

その後、多くの事件を経験するなかで、たいていの事は、想定の範囲内になってきました。

一部だけ嘘を言うパターン、証言を途中で変えるパターンなど事前に予想しておくことができるようになってきたのです。



ところが、先日の刑事事件で、証人は、警察で作成された供述調書との矛盾を突かれると

警察ではまともなことは言ってない

嘘は多々ある

などと証言しました。



ほほう、ここまで開き直るとは予想してなかった。



想定外のことが起きたときにどうするのか。



目的を忘れないことが大事。



自分が反対尋問をする目的はなにか。

目的に沿って予定を修正すれば良いのです。

これを頭に入れておけば、そんなにぶれることはないです。



相手は、証人尋問で本当のことをいうのでしょうか」という質問。

民事事件などで、お互いの言い分が全く違うことがあります。

その争点を証人(当事者)尋問で明らかにしようということで、尋問がおこなわれることになります。



ただ、相手が嘘を言っている場合、尋問になったからといって、突然、

嘘をついていました」なんて泣きながら真実を語ることはめったにありません。

ドラマとは違う。



多くの場合、尋問までの過程で嘘をついていたなら、尋問の際にも嘘をつく。



そういう相手方に対して、反対尋問をおこなう目的は、真実を語らせることではなく、その人の証言が信用できない要素を出すことです。



弾劾。



多くの事件で、私はこれを目的にしています。

多くの弁護士もたぶんそう。



尋問が終わった後に、お客さんから「どうして、あそこでもっと突っ込んで質問しなかったのですか?」と聞かれることがあります。

それは目的を達したから。もしくは追及することで目的を達成できないから。



裁判における証人尋問とはそういうものですので、ご理解いただければと思います。





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2009/11/25(Wed) | 法律情報 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
この世でいちばん大事な「カネ」の話


毎日かあさん



アニメ化もされている漫画です。

私は、どうもあの絵がとっつきにくく、本屋で見つけても、手に取ることはありませんでした。

食わず嫌い。



この漫画の作者である西原理恵子さんが、お金について書いた

この世でいちばん大事な「カネ」の話

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)






約1年前に出たものですが、こちらも食わず嫌いによってスルーしていました。



最近勧められることが多かったので、ようやく読んでみると


「貧しさ」は連鎖する。

ギャンブルのために借金なんかしたら、行き先は絶対に「地獄」だと思っていい。

「貧乏」と「ギャンブル」と「借金」は、そのくらい直接に結びつくものなのよ。




などと、心に刺さるストレートな表現が大量にありました。

いくつかは、まさに私が現場で感じていたこと。


ループを断ち切れないまま、親と同じものを、次の世代の子どもたちも背負っていく。




借金相談で来所される方の中に、親子で多重債務になってしまっている人が一定割合います。

子供に対して、「なんで最初の借金が消費者金融だったのですか?」と聞くと、

親が借りていたから」という答えが返ってくることも多いです。

高利業者に手を出す理由の一つに生活環境があります。

親が生活環境を作っているのですから、親が手を出していたら、子供がその環境の中で高利業者に手を出してしまうことは十分あり得る。少なくとも、借金がない生活環境で育った人よりは。


金銭感覚っていうのは、日々の習慣の積み重ねによってつくられていくもの。

ギャンブルや、投資、借金は、その人の金銭感覚を拡大して見せてくれるものだけど、その金銭感覚をつくる元は、子どものころからの日常の習慣なんだと思う。




習慣や連鎖と書かれてしまうと、そこから抜けられないのではないかと感じる人もいるのではないでしょうか。

しかし、習慣は変えられます。新しい習慣を上書きすることができます

そうすれば、連鎖は断ち切れる



人は「貧しさ」によって、何事かを考えようという気力を、よってたかって奪われてしまう。



借金で追い詰められた人の相談を受けていると、

求めているのが現状逃避

ということも多い。

「思考停止に陥ってしまっている」とよく感じます。

いったんそこから抜け出させて、冷静に考えさせないといけない。


考える力を取り戻して、習慣を変えれば、連鎖は断ち切れる。


世の中には正しいからっていったって、「だから何だ」っていうことがあるのよ。正論が、通用しない場所もある。



という主張もありますが、上記の正論は、今の日本では、十分通用すると考える。信じる。



だから、この本は読んでおいた方が良い。

苦しんでいる人も、家族も、我々も。


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2009/11/24(Tue) | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
内容証明郵便

内容証明郵便で送った方が良いって聞いたんですけど



相手に対して、どういうアクションを起こすかという相談時に、たまーに出る質問です。



内容証明郵便とは、相手にこういう文書が届きましたよということを証明してくれる郵便方法です。

本来は、文書が届いたこと自体を争われるとマズいという場面に使うもの。



例えば、期間が決められているクーリングオフ、消費者契約法の取消、遺留分の請求、時効にかかりそうな場合の請求など。

また、文書が届いた時期によって効果が変わる可能性がある相殺や債権譲渡など。

こういう場面で使うものです。



ただ、それ以外にも、届いたこと自体を証明するので、相手にプレッシャーがかかるという効果もあるようです。

普通郵便で通知を出しても連絡してこなかった人が、内容証明で通知を出すと連絡してくるということはあります。

この効果を狙って、請求書を内容証明で送ることはあります。

こちらの場合には、相手がどういう性格かによって、内容証明で送った方が良いか変わりますね。



証拠に残す必要もなく、普通郵便でも内容証明でも同じ反応の相手なら、内容証明を使わなくても問題ありません。





内容証明郵便を郵便局に持ち込むときは、行数や列数に制限があり、枚数ごとに代金が変わります。

内容証明を作って下さいという依頼を受けた場合、たくさん書きすぎると、郵便費用が高くなってしまうのです。

いかにシンプルに書くかが大事



内容証明以外でも裁判所に出す準備書面など、長い文章の方が良いと思っているお客さんが結構います。

しかし、多くの事件では、無駄を省き本質をついた書面の方が良い。私はそう考えています。



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2009/11/23(Mon) | 法律情報 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
布団を買いすぎた
久しぶりに実家に帰ったら、大量に布団があった。



一時期、報道されていた過量販売の問題です。

お年寄りが訪問販売をされて、明らかに使わない量の布団を買ってしまうという問題ですね。



いままで、このような契約を争うためには、勧誘の形態がおかしい→不法行為・錯誤無効・消費者契約法の取消などという争い方やクーリングオフなどの方法がとられていたと思います。



このような争い方ですと、前者の場合には、個別の事情を立証することが大変だったり、後者の場合には期間の問題があったりと、サクッと解決できる方法とはいえませんでした。

しかし、12月に施行される改正法で、この点が直接規制されることになりました。



「訪問販売で」「日常生活において通常必要とされる分量を著しく超える商品」等の売買契約は、
契約から1年間解除できると明記されています。



サクッと解決できるかどうかは、実際の運用がどうなるか見てみなければわかりませんが、うまく活用していきたい制度です。





過量販売の問題に限らず、悪質商法の被害にあったお年寄りの話を聞くと、勧誘者個人には好意を抱いていることが多いです。

彼は、大学を出た後、苦労してね~

彼は、出世競争が大変でね~

などと、勧誘者の経歴・苦労話について詳しく語ることが多い。

しかも、その多くが似たような話だったりする。



とくに同じ業者から連続して購入してしまっている場合には、勧誘者個人に心をつかまれてしまっていることが多いです。

短期間に相当のコミュニケーションをしている。

そんなお年寄りの多くは、家族と疎遠だったりする。

たぶん、勧誘者に家族の姿を重ねている。



事後的な解決は法制度ができました。

事前の予防はどうすれば良いでしょうかね?



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2009/11/22(Sun) | 消費者問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
本を読むな、空気を読め。
破産管財人研修会@おだわら国際交流ラウンジ



弁護士会県西支部が主催する、破産管財人の研修会に参加してきました。

現在、支部には約80人の弁護士がいますが、出席予定者が30名と、相当の割合。

裁判所からも2名の書記官が出席してくれました。



会場は「おだわら国際交流ラウンジ」。

一体どこが国際交流なのか?と疑問に感じていたら、地球儀が2つ置いてありました

なるほど。





破産管財人とは、法人や財産を持っている個人の破産手続で裁判所から選ばれる人。財産を回収したり処分したり債権者に配当したりするのが仕事です。

私も、現在何件かの管財人として活動しています。

破産管財人の研修を受けることは、管財人としてスキルアップができるだけでなく、破産を申立てる場合にもその知識を活かすことができます。



今回は、支部での研修ということで、私が参加する目的は「空気を読む」ことでした。

本に書いてある情報なら自分で読めば良いのですが、実務では本に書かれていない運用が重要なことがあります。

個別事情を考慮した実際の運用は、裁判所によって違う。

特に、今年に入って、本に書かれている内容や裁判所の公式見解とはちょっと違う運用がされていたことが何件かありました。

私が、今年、神奈川の裁判所で自己破産や個人再生の申立をした件で、少なくとも3件は、本や公式見解よりも債務者にとって有利な解決をしてもらえた件があります。いずれも、債務者の今後の生活を考えて個別事情によって対応してもらえたものです。

裁判所を包むこのような空気を確認するために参加しました。

空気は、時の経過とともに変化していきます。

だからこそ、読む必要があります。



今回の研修は、経験豊富な先輩方や書記官の発言から、空気を感じることができ、非常に有意義でした。

これを自分の仕事に活かしていきます。





断言する。

破産や個人再生の申立をするなら、その地域の弁護士に頼んだ方が良い。





どこでやっても変わらない事件もありますが、空気によって違う結論になる事件である場合、空気を読んでいる弁護士かどうかで結論が大きく変わる可能性があります。




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参考文献(パクリ元)
空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)
空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)







本も読みましょう。私は、いま半分くらい。

破産管財実践マニュアル
破産管財実践マニュアル



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2009/11/21(Sat) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
まわりくどい
弁護人の説明が回りくどい

説明がわかりやすかったパーセンテージ
検察官の説明→84.8%
弁護人の説明→65.8%

検察官の論告メモは色が付いていて分かりやすかった
検察官はプレゼンテーション用ソフトで説明があったが、弁護側は文章が多かった


最高裁が、14件の裁判員裁判で集めたアンケート結果を公表したそうです。
冒頭はその内容です。
18日の日経朝刊や
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091117-00000652-san-soci
などで取り上げられていました。


これだけみると、弁護人が進むべき方向は、
プレゼンソフトを使うなどしてビジュアルに、かつ、シンプルに説明せよ
ということになりそうです。

裁判員裁判に関する刑事弁護の本や研修などでは
「パワーポイントに頼りすぎるな!」とか
「重要ポイントは、冒頭陳述、弁論の最初と最後に繰り返せ!」
などという主張がされていました。

今回のアンケートは、まだ回答者が二桁というもの。
そのなかでの、1名のコメントを意識しすぎて、説明をシンプルにしすぎるのは危険な気がします。
「回りくどい」と答えた方は、頭の回転が速い方だったのかもしれませんし。

ただし、わかりやすさについてのパーセンテージは真摯に受け止めなければなりません。
検察官との比較の数字でしょうからね。

どういう説明がわかりやすいのか。

これは相手によって違うから大変です。
相手が複数名いる、属性もバラバラとなると、そのなかでのわかりやすさの最大公約数を探らないといけない。

これは裁判員裁判事件以外の仕事でも同じこと。

法律相談、打ち合わせなどでも、わかりにくい点があったら、すぐにご指摘下さい。
わかりやすさを追求していきます。


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2009/11/20(Fri) | 刑事事件 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
じつは時効ギリギリだった
過払い金の時効は取引終了から10年です(最判平成21年1月22日)。



時効を止めるには、時効期間がすぎるまでに、裁判を起こしたり、請求をしたりしないといけません。



では、あと5日で時効にかかるというような方が弁護士事務所に相談に来たら、どうすればよいのでしょうか。



現実には、相談に来る方は、取引の終了年月日なんて覚えていません。

たしか返し終わったのは、9年と360日前ですね」なんて言う人はいないのです。



過払金の請求をする際の通常の流れは

受任通知の発送

取引履歴の取り寄せ

利息制限法によるグレーゾーン金利の計算

過払金の請求や裁判を起こす

となります。

取引履歴の取り寄せには何日か時間がかかります。



取引履歴がなければ、過払いなのか、過払いだとしても金額が不明なため、過払金の正確な請求書は作成できないのです。

だからといって、通常の流れで請求をすると時効期間がすぎてしまいます。



こんな場合に備えて、うちの事務所では、最初に発送する受任通知に、念のため「過払いの場合には、全額返してね」という請求文言を記載するようにしています。

いまにも時効にかかりそう、という方の場合には、内容証明で受任通知を送ることもあります。



このような方法をとっていましたが、取引内容によっては、受任通知の文言で本当に時効が止められるのか、少し疑問がありました。



最近、届いた消費者法ニュースを読んでいたら

大阪簡易裁判所平成21年6月24日判決で

過払金発生の可能性がある」とだけ記載された債務整理の受任通知によって、時効は止まる(催告)という判断がされたそうです。



これは心強い判断です。

ギリギリの事件では、こんな文言が役立つこともあるのです。



リスクヘッジが大事。



ただし、10年経ちそうな方は、こんなシビアな状況を避けるためにも、なるべく早めに行動を起こした方が良いです。

少しでもリスクを減らすために。





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2009/11/19(Thu) | 過払い | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
裁判の日程を間違えた?第1回期日までの流れ
裁判の時間を間違えた?



11時に裁判が開かれると思って、10時40分に裁判所に行ってみたところ、裁判は10時に開かれる予定となっていました。

背筋が凍ります。



あわてて事件記録を出し、期日請書を確認。







裁判が開かれる期日は、以下のように決められます。



原告代理人として弁護士が裁判所に訴状を出す。

091118-1









裁判所による訴状チェック、担当部署に回される。



担当部署から弁護士の事務所に連絡がくる。

裁判の1回目の期日ですが、○月○日ではどうですか?

この電話で、最初に裁判が開かれる期日が決まる。


091118-2











これを間違いないものとするため、原告代理人から「期日請書」という書面を裁判所に出す。

「○月○日○時にちゃんと行きますよ」という書面。

091118-3









この後、裁判所から被告に対して訴状の副本を送るとともに第1回期日に来るよう呼び出す。

091118-4









これにより第1回期日が開かれる。



という流れです。







冒頭の事件で、事件記録にある期日請書の日時を確認すると、間違いなく11時と書いてありました。

私は「11時に行きますよ」という連絡をしていたのに、裁判所が間違えて10時に決定、被告も呼び出してしまったようです。

幸い、被告が欠席した民事事件だったので、11時前に裁判を開いてもらうことができました。

これが被告が出席する事件や刑事事件だったら大変なことになっていました。





間違いないように「期日請書」という書面を出しているにもかかわらず、そこから人が転記するという作業を介するため、ミスが生じてしまったようです。

どの事務所でも、人が転記するという作業がある以上、ミスの可能性は避けられません。

私の場合には、私自身の手帳と、スタッフが管理する予定表で二重にチェックはしています。これでも、私が外で予定を入れるような事件ではミスの可能性が出てきてしまう。



何年か前に、法廷で裁判官から次回期日の予定として「○月17日」と言われたらしいのですが、「18日」と聞こえたため、自分のスケジュール上は18日と記入してしまったことがあります。

それ以降、何曜日かの確認をするようにしています。





つまらないミスで、裁判全体が遅れてしまうことは避けたいものです。

ミスの可能性を減らすためには、人を介するポイントを減らしていくというシステムの変更が必要なのかもしれません。




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2009/11/18(Wed) | 法律情報 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
クレジット会社から取り戻す

悪質商法では、実際にお金を取り戻せるかどうかが重要です。



代金を分割払いにする契約の場合、その多くがクレジット会社を利用しています。



消費者に対して、販売会社、クレジット会社という三者間の関係にあります。

091013








販売会社の販売方法に問題があった場合、この売買契約を取り消すことができたとします。

しかし、クレジット会社との契約は、当然に取り消すことはできません。

クレジット会社は、売買契約とは異なる第三者という立場だからです。

もっとも、一部の契約については、クレジット会社に対して、これからの支払いを拒絶するということはできます。

この場合でも、クレジット契約自体を取り消すわけではないので、クレジット会社に支払った部分のお金は、クレジット会社から取り返すことはできません。

今後の支払を拒絶するだけ。

支払ったお金は販売会社に請求することになります。



ここで、販売会社が逃げてしまったり、倒産してしまっている場合が問題となります。



このような場合に、クレジット会社に対して返金請求できないのでしょうか。



今まで、このような問題は、クレジット会社は、販売会社にクレジットのシステムを使わせている、その場合には、どんなものを売っているのかしっかり審査する義務がある、だから、商品に問題がある場合には、クレジット会社の審査がしっかりしてなかったのだから、その点が違法だ、などという理論で責任追及する方法がとられていました。

この理論構成は、ハードルが結構高い。



しかし、この問題が、一部解消されます。

12月に割賦販売法の改正法が施行されます。



一部のクレジット契約では、売買だけではなく、クレジット契約自体をクーリング・オフでき、クレジット会社に支払分の返金請求をすることができるようになります。

091117













今回の特定商取引法・割賦販売法関係の改正で、一番良いのはこの制度だと考えます。



1つは、いま説明したような場面で消費者が保護されるという点。

もう1つは、このような制度が導入されることで、クレジット会社が販売会社にクレジットのシステムを使わせる際に、しっかり審査するので、違法な商品が売られにくくなるのではないかという予防効果



消費者問題だけでなく、いくつかの法律問題では、予防こそが最も大事だと考えています。

今回の改正は、そこにつながるのではないかと思います。

うまく活用していきたいですね。



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2009/11/17(Tue) | 消費者問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
法律家のためのITマニュアル

「法律家のためのITマニュアル」を弁護士会の書店で見つけ衝動買い。

法律家のためのITマニュアル
法律家のためのITマニュアル







日弁連の弁護士業務改革委員会が編著ということは、11月20日から松山で開かれる日弁連シンポの「ここまでできる、インターネット」分科会の内容と相当重なっているのではないでしょうか。分科会の説明と、この本の目次が相当重なっています。





この本では、いわゆるITハック系の本に書かれている内容から、法律事務所でしか使わないであろう情報まで幅広く取り上げられています。

特記すべきは、色々な設定方法が、かなり細かく写真入りで説明されている点。



今年、私にとって欠かせないツールとなった、ScanSnapについても

パソコンに接続している写真

原稿をセットする写真

ボタンを押す写真

スキャンが終了したところの写真

など、こんなに細かい写真いるのかよ、とつっこみたくなるほど写真が多いです。

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500








うちでは業者に頼んでいるLAN設定、複合機からFAXをPDF受信する設定方法などもかなりページを割いて説明しています。





法律事務所でしか使わないであろう情報については、私も見落としていた情報がいくつかあり参考になりました。



たとえば、

裁判所の

保管金電子納付のための登録・照会システム

http://www.ns-shinsei.courts.go.jp/h_index.html



事前に一手間かけることで、今後の時間を節約できる可能性が高い。

さっそくチャレンジしてみます。



ほかにも過去に導入を試みて挫折したものが詳しく載っていたので、再チャレンジしてみます。





ブラウザのブックマークもバックアップを取れ、などと「ちょっと古いのでは?」という記述もありますが、ほとんどの箇所は参考になると思います。

(私の場合、ブラウザのブックマークはXmarksというツールを使うことで、利用している全てのパソコンで自動同期できるのでバックアップは不要。)





ITをうまく使うことで、生産性を上げたいものです。

事務所全体、弁護士全体、法曹界全体の生産性を。

そこから生み出せた時間を使って、みんなで頭を使えば良い。



事務所を立ち上げたばかりの方で、ITについてよく分からないという方、一般的なITハック系の本は読んでいるが法律情報入手についての情報を得られていない方は目を通しておいた方が良い一冊です。



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2009/11/16(Mon) | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
何も考えないで借りました
利率なんて考えもしませんでした

多重債務になってしまった人のうち、かなりの人が、最初に消費者金融から借り入れをしています。
「最初に借りるなら、もっと利息が安いところもあったでしょうに、どうして消費者金融だったの?」という質問をすると、利率を検討せずに借りてしまっているという回答が多いのです。

ともだちが使っているから」「いつも目にするから」などという理由で手を出してしまっている。


億万長者より手取り1000万円が一番幸せ!!―年収400万円+副収入でプチリッチになる
億万長者より手取り1000万円が一番幸せ!!―年収400万円+副収入でプチリッチになる






こちらの本には、次のような主張がありました。

「日本人ほどお金にうとい国民はいないようです。サラ金や090金融、振り込め詐欺などは、きっとアメリカやヨーロッパの国々では成り立たない商売のはず」




振り込め詐欺については、サラ金や090金融とは性質が違う話だと思います。ただ、多くの多重債務者から話をきくと、お金に対するうとさが、あっさりと借りてしまう原因になっているという著者の指摘は正しいと感じます。

お金に関する教育なんてろくにされていない日本。
かつて、消費者金融のCMがゴールデンタイムにもガンガン流されていた日本。
私も小学校の頃、同級生が「むじんくん」のCMソングを歌っていたという環境で育ってきています。

こんな日本で育ったら、利率の検討もしないで、身近に感じる消費者金融から借りてしまう人がたくさん出てきても仕方がないのかもしれません。

利息制限法でも50万円借りたら年利18%で利息9万円。
30パーセントなら利息15万円。
10%なら5万円。

当たり前のことですが、これを意識させる教育をしないといけないんでしょうね。
学校でやらないなら、家庭で。

さらに、この話は住宅ローンや保険など他の金融商品についても当てはまることです。
子供ができたから、とりあえず学資保険に入っておくか、という安易な考えでは損してしまうかもしれませんよ。


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2009/11/15(Sun) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「あなたの字は読めません」と言われた人たちへ

この伝票、書き直して下さい



銀行の窓口でそう言われました。



「なにか問題でも?」



機械が、この数字を読み取れないみたいなので



多額の過払金を現金で受け取りたいというお客さんのために、窓口で預かり金口座からの出金伝票を渡したときのやりとりです。

イシイタクマの字、ついに機械からも拒絶されてしまいました。



最近、スタッフからも、「これって、なんて書いてあるのでしょう」と直接聞かれること、「石井先生、皆さんで協議した結果、この字は○○でないかと思うのですが合っていますか」などと確認されることが続いていました。



協議してるって!?





私の字は、司法試験と司法修習という、決められた時間内に大量の文字を書かなければならない二大環境において、猛烈に汚くなりました。



それは仕方ない。

うまさよりスピードを重視したのだから。



そう割り切っていました。





しかし、機械からも拒絶され、文字の判読のためにスタッフが協議までしているという今回の事態を深刻に受け止めたいと思います。



私の字が他人の時間を奪ってしまっている。



そのことを痛感させられました。





このままではいけない。

自分の弱点を直視する必要がある。



私たちの仕事には、法律情報を第三者に伝えるという仕事が含まれています。

情報の伝達方法の一つである文字が読みにくいというのは、弁護士としての能力も疑われる可能性がある。

そして、近い将来、きっと自分の文字をコンピュータに読み取らせる日がくる。

読みやすい字を書けるようにしなければ、きっと生きていけない

ついに、この問題に立ち向かうときが来ました。



スピードと読みやすさが、うまく調和するポイントがあるはず。

そこに辿り着いてみせます。



周りから字が読めないと言われている全国の皆さん、一緒にがんばりましょう!





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2009/11/14(Sat) | 雑談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
東京拘置所って遠い・・・
刑事事件の関係で、東京拘置所まで行ってきました。

http://www.kangoku.org/contents/docs/toko_annai.html

接見前に手の消毒、マスクの着用を求められるなど、厳戒態勢でした。



拘置所は、おもに刑事事件の判決を受ける前の人が収容されている施設。

刑事事件で逮捕や勾留をされた人は、最初は警察にいますが、起訴後に拘置所に移されるのが一般的です。





東京では、裁判所と拘置所はかなり距離がありますね。

電車で30分+徒歩で裁判所からの移動だと1時間弱かかってしまいます。



私がよく担当する小田原支部では、拘置所は裁判所から徒歩圏内にあります。

相模原支部なんて、裁判所のほとんど隣に拘置所があります。

横浜でも、東京ほど遠くない。



裁判所の近くにあると、他の事件で裁判所に行ったときに、拘置所に寄って刑事事件の被告人に会ってくるということが可能です。

東京くらいの距離があると、こういうスケジュールの立て方はできなさそうです。



被疑者国選の拡大や裁判員裁判の開始で、地方では刑事事件を担当する弁護士の負担が増えていると言われますが、単純に件数だけで負担を測ることはできないと感じました。



刑事事件をやりたいと考えている修習生は、働く地域を決める際に、こういう視点も持ってみてはいかがでしょう。



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2009/11/13(Fri) | 刑事事件 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
借金相談と健康問題

相談に行こう行こうとは思っていたのですが、踏み切れなくて・・・



最近、無料借金相談を受けるなかで、よく聞く発言です。



このような発言をした方に「なぜ、このタイミングで踏み切って相談にいらっしゃったのですか?」と聞くと、偶然なのか「最近、体を悪くしまして」という答えが相次ぎました。



今までは、何とか踏ん張って借金の支払を続けていましたが、病気になってしまい、医療費の負担・収入の減少から、将来不安が増加し、借金相談に行くしかないと決意したそうです。



借金相談になかなか踏み切れなくて、と言う方は、かなりのストレスを抱えて生活をしてきた期間が長いです。

そのことが健康状態に影響を与えているのではないかという気すらしてしまいます。



借りたものを支払うというのは当然のことではありますが、私は、多くの場合には健康を害してまで、命を削ってまで、支払うものではないと考えています。



健康を害してまで支払い続けてきて、借金の調査をしてみたら、グレーゾーン金利の精算をした結果、借金がなくなっていて実は過払いだった、なんてこともあります。

何のために、病気になるまで支払っていたのか・・・と後悔される方もいます。



借金相談は、ただの相談です。

事件として頼まなければならないものではありません

相談だけして帰る方もたくさんいます。

これなら、現状には、全く影響を与えません。

借金相談は、「踏み切る」ほどのものではないのです。



あまり悩みすぎずに、とりあえず相談だけでも受けてみてはいかがでしょうか。



健康第一です。



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2009/11/12(Thu) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
厚木市の市民法律講座

本日、うちの事務所の田中弁護士が厚木市の市民法律講座で講演をしてきました。



テーマは「犯罪被害にあった場合の対処法」だそう。



事務所から、女性スタッフ2名が黄色い声援を送りに参加したそうです。

モテるなぁ、田中さん。うらやましい!





この市民法律講座とは、厚木市が毎年秋に開催していて全4回の講座からなるもの。

私も数年前に2回ほど担当させてもらいました。

平日の夜におこなわれ、事前の申込が必要です。





今回、参加された人は、お疲れ様でした。



どのようなテーマであれ、学ぶということは、人生を良い方向に導いてくれるものです。



法律というテーマは、「いまトラブルに遭ってるんだよ」という人以外にとっては、「今後、トラブルに遭ったときにどうするか?」という予防的なテーマです。

予防的なテーマというのは、切迫感がなく、学ぶモチベーションが上がらないかもしれません。

どうせ勉強するなら、いま抱えている問題とか、予防的なテーマでも命にかかわる健康問題とかを優先しがちですよね。

でも、いざ法律トラブルに遭ったときに、情報を持っているかどうかで結果が大きく変わることもあります。



いまはインターネットで色々な情報を取得できますが、誤情報も多い。

市が主催して、弁護士から直接話を聞ける機会はなかなかありません。

良質な情報を持ち帰りましょう!

そして周りの人に教えてあげましょう!

そうすれば、あなたもきっとモテる!



今年間に合わなかった人は、来年こそ参加してみてはいかがでしょう。



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2009/11/11(Wed) | 厚木の話 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
20歳になったら勧誘された
20歳になったとたんに、いろいろな勧誘電話がかかってくるようになりました。

お店に来るだけで豪華賞品をあげます」というハガキが届くようになりました。



こんな体験をしているのは私だけではないはず。



高齢者のほかに悪質商法のターゲットになりやすい人が、成人になったばかりの人

社会経験が少なく、悪質商法に対する防衛能力が低いことが多いため、狙われやすい。



キャッチセールスや電話勧誘で契約をしてしまったケースの多くは、クーリングオフが可能です。

クーリングオフは契約をなかったことにする手段です。

クーリングオフしますという通知を相手に送れば良いのです。

訪問販売、電話勧誘では期間は8日間。



8日以内に書面を発送することが必要です。



もし、8日を過ぎてしまった場合には、専門家に相談した方が良いです。



この8日というのは、契約書などの「書面」を受け取ってからスタートします。

もし、不備がある契約書だったら、法律で決められている「書面」を受け取っていない→8日の期間がスタートしない、という闘い方ができます。



専門家に相談することで、このようなチェックや、それ以外にもクーリングオフの妨害行為がないかなどチェックできます。



期間を経過してもあきらめない



動いてみなければ何も変わらないです。





なお、平成21年12月より改正特定商取引法が施行されます。

訪問販売、電話勧誘におけるクーリングオフは、いままで指定商品でなければできないという扱いでしたが、この制度が変わり、原則として全ての商品が対象になります。





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2009/11/10(Tue) | 消費者問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
示談

示談をしておいた方が良いですか?



刑事事件の被害者となった方から受けた質問です。



先日、加害者の弁護人として、示談を一件成立させてきました。



示談は、被害者に対して、示談金を支払うことで損害賠償についての問題を解決するものです。

損害賠償については本来は民事上の問題です。しかし、民事上の金銭問題が解決されていることで、刑事上も有利な扱いを受けることが多いため、刑事弁護の一環として示談交渉をおこないます。



多くの事件において、起訴前に示談ができれば、起訴猶予の可能性が高まります。また、起訴後であっても、示談をすることで、量刑上有利な扱いがされることが多いです。



示談ができた場合、しっかりと示談書をつくって、証拠化します。

これを裁判所などに提出するのです。



しかし、示談ができない場合もあります。

このような示談は、一つの契約ですので、相手方があって初めて成立するものです。



示談ができない場合として、第1に、被害者の連絡先すらわからない場合があります。



起訴前の場合、弁護人が被害者の連絡先を知るためには、警察や検察官から聞かなければなりません。この際、検察官等は、被害者の意向を確認します。したがって、被害者側が、弁護人には「連絡先を教えないでくれ」と言っていると、示談交渉自体を始めることができない、ということもあります。

これに対し、起訴後は多くの事件で、裁判所に提出される記録を確認することで、被害者の連絡先を知ることができます。ただし、性犯罪など一部の事件では、裁判所に提出される記録にも被害者の連絡先が記載されていないこともあります。



第2に、連絡先はわかっても、被害者が「示談はしない」という態度をとっている場合には、難しいです。



例えば、スーパーの万引きなどの場合、お店の方針として「示談は一切しないことになっているのです」と言われてしまうことがあります。

この場合には、示談までいけず、被害弁償だけしかできないこともあります。



このように示談交渉自体を拒絶されてしまうことはありますが、被害者の方が金銭的な賠償を受けたいと考えている場合、示談は被害者にとっても良いものになるはずです。



一番のメリットとして、回収可能性の点が挙げられます。本来、損害賠償を請求できる相手は、「加害者」に限ります。しかし、刑事事件の関係では、加害者の家族など、加害者以外の人が示談金を支払ってくれる場合があります。

民事だけの問題として考えたとき、加害者に財産がないと現実には回収できません。しかし、刑事事件が絡むことで、本来、支払う義務を負っていない第三者が示談金を負担してくれる場合がある。これは、被害者の方にとってメリットだと思います。



お金で解決するなんて・・・」という気持ちになってしまうのもわかりますが、被害を受けてしまった場合、金銭的な賠償を受けることは、権利なのです。

示談の申し入れをされた場合には、一度、冷静に考えてみてはいかがでしょうか。



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2009/11/09(Mon) | 刑事事件 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
教育費っていくらかかるのよ
5割が私立中学を受験。



うちの事務所では、5割の人が私立中学を受験していたと知って驚きました。

私が中学校に入った時期には、クラスで受験したのは2人でした。

私も含めて友達のほとんどは、中学から受験なんて発想は全くなかったです。



私立受験をしたスタッフ聞いたところ、中学から受験をした理由は

地元の公立が荒れていたから

だそうです。


中学から私立に行くかどうかで、教育費は大きく変わりますよね。

中学が荒れているかどうかなんて、時期によって違うでしょうから、これは予想が立てにくいですね。


たりないお金―20代、30代のための人生設計入門
たりないお金―20代、30代のための人生設計入門






こちらの本によれば、人生の5大支出は

住宅、車、保険、教育費、老後資金だそうです。

いくらくらいかかるのか見通しを立てて、それぞれに対策をとれ、という本です。





借金問題で相談に来る40代、50代の方の中には、「教育費がかかっちゃって」と言って、借金の道に足を踏み入れてしまった人もかなりいます。



教育費がいくらくらいかかるのか

色々な本に、シミュレーションは載っています。



お金が貯まる人の「家計簿」

お金が貯まる人の「家計簿」 (知的生きかた文庫)
お金が貯まる人の「家計簿」 (知的生きかた文庫)




では、養育費も含めて

子供1人として、最低でも約3000万円の支出とされています。




このようなシミュレーションも、中学校が荒れているかどうか、という外部要因でも簡単に変動してしまうのです。



子供が成長したとき、どんな社会になっているか、というところまで予想しなければならない。



自分の子供が成長したときに、そもそも大学なんてあるのか?

高校に行かないで海外に留学するのが普通だったりして?

10年後にどんな社会になっているか、まで考え始めると、妄想の世界に入ってしまいます。



ただ、それでも何も考えずに生活しているのとは違うのだろうと思います。

5大支出について、全く考えていなかった人は、基本シミュレーションくらいはしてみた方が良いです。



知るぽると
http://www.shiruporuto.jp/tool/sindan/index.html

では、将来の生活設計の簡単な診断ができます。



私もチャレンジしてみたところ、買い物について

あなたは、あまり計画性のあるタイプではないようです。買い物の途中に欲しい物があったとしてもすぐに買わずに、それがいつ必要か、値段は適当かなど今一度踏みとどまって考えてみましょう。

との事。



あれのことですか?

当たっていますね。



入力の際に

世帯人員別標準生活費

を見ることもできるので参考になります。

人事院月報の資料によると、1人世帯の月額食料費は29,750円だそうです。



借金を負っている方は、「将来のことを考えると不安になる」と目を背けがちですが、まずは現状を受けとめてスタートラインに立つことが大事です。

ぜひチャレンジしてみて下さい。




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2009/11/08(Sun) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
義理がたさとトマト

新しいスタッフの歓迎会を兼ねて、本厚木駅からすぐのアネリーズというお店でランチをしてきました。



市内の某大物弁護士も出没するというお店。

このお店の店長は、私の中学時代の後輩。

私から陸上部の部長を引き継いでくれた人物です。



走ることが速いだけで、人をまとめる能力がゼロだった私と違い、

彼は、速いだけでなく、部内をうまくまとめていました。



最近、彼とは、ちょっとした仕事で関係しています。そのなかで、私は、彼が非常に後輩思いで、義理人情に厚い人間だと感じました。



私なら突き放してしまうであろう場面でも、周囲の人間をフォローしている。



また、私がトマト嫌いであることを知るや否や

トマトスープに、トマトを一欠片も入れさせないようにします

と言いだし、スタッフに

トマトは、一個も入れるんじゃないぞ!

と檄を飛ばしていました。



この義理人情の厚さが、人をまとめる能力につながっていたのですね。





以前に、友人とお店に行った際、店長から「お店の宣伝して下さいよ」と頼まれ、大量の宣伝用ライターを渡されました。



私も、たまには義理人情を身につけてみるか、と決意し、このライターを配ることに。

事務所のカウンターという目立つ場所に置いています。

091107-1











091107-2













既に17個のライターが配られていますよ!



これを渡されたのは1年前ですが

1か月1.5個。

配り終わるのは一体いつでしょう・・・。



事務所にお越しの方で、ライターをご利用の方はぜひお持ち帰り下さい

お店にも行ってあげて下さいね。





私も義理人情が少しは身についたかな?




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2009/11/07(Sat) | 厚木の話 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
裁判官の話・集団面接の場合

裁判官面接で何を聞かれるのでしょうか?



先日、破産手続のなかで実施される、裁判官面接の話をしました。

神奈川県では、それぞれの裁判所でちがう方法が採用されています。



横浜地方裁判所では、免責手続として、集団面接がおこなわれています。



破産者や代理人が、広い部屋に集まって、裁判官から説明を受けるという制度です。



なかには、個別に質問をしてくる裁判官もいましたが、多くの裁判官は、手続の説明をして終わります。

説明で終わる裁判官にも、毎回のルーチンとしてやっていると感じる方と、破産者に対する気持ちが入っている方がいると感じています。

先日受けた面接では、裁判官が、言わなければならないことを思い出しながら、喋っているようでした。

目の動きを見ていると、「あ、次は何を言うんだっけ?」と思い出して、何とか喋っている様子。



集団とはいえ、破産者の方は、裁判官面接ということで緊張しています。

その緊張状態のなかで、かけられた言葉は、きっと心に残ると思います。

これからの人生で、岐路に立たされたとき、その言葉が活きてくるかもしれないです。



有意義な場にできるかどうか、裁判官次第です。





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2009/11/06(Fri) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
裁判官から面接で聞かれる内容

裁判官面接で何を聞かれるのでしょうか?



裁判官と面接するというと、ほとんどの方が緊張されます。

頭の中が真っ白になっています。

うちの事務所で代理人となっている場合には同席します。そこでは、事務所で話を聞いたときと緊張度が違うなー、と感じることが多いです。



今回の裁判官面接とは、自己破産手続での面接、免責審尋と呼ばれるものです。





財産がない個人の方の自己破産事件の場合、ご本人が裁判所に行かなければならないかどうか、裁判所によって異なります。



多くの裁判所では、少なくとも集団面接という形で1回は裁判所に行かなければならないとしていると思いますが、厚木市を管轄する小田原支部では異なります。



裁判所に行かなければならないか、事案によって違うという運用です。

事情からして、破産はやむを得ないというような事案では、一度も裁判所に行かずに手続が終わることもあります。

話を聞いた方が良いと判断された方だけ、裁判所に呼ばれて裁判官の個別面接を受けます。



この面接でどのようなことを聞かれるのか、という点も裁判官によって違います。

家計が破綻していく経緯を細かく聞かれる方もいれば、今後の人生に焦点を絞って聞かれる方もいます。



このような事件ごとに面接するか決める制度にする際、一度くらい裁判所に呼んで話を聞いたほうが、同じことを繰り返さないのではないか、という議論がされました。

しかし、最終的には、現在のような制度となりました。



結果として、これは良かったのではないかと考えています。



個別面接の内容にもよりますが、裁判所という場で、ある個別の質問を投げかけたとき、ご本人に気づきを与えられることがあります。

これは、集団面接ではできない経験です。

全件面接ができないからといって、集団面接にするよりは、焦点を絞った今の制度は、破産者全体のためになっていると思います。



裁判官だって人間ですし、よりよい解決のために面接を実施しているはず。

面接を受ける人は、落ち着いて話を聞きましょう。



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2009/11/04(Wed) | 借金問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
公正証書遺言が無効とされた例
遺言をしたのは別人だった。



http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CN20091031/ma2009103101000405.shtml



そんな判決が出たという報道です。



遺言にも、自分で書く遺言と、公証役場で作ってもらう遺言があります。



せっかく遺言を書いたのに、死後に「こんな遺言は無効だ」と言って争われてしまうことがあります。

公証役場で作ってもらう遺言は、自分で書いた遺言より無効になりにくいです。

公証人という公的な立場の人が、しっかり確認するからです。



今回の判決は、公証役場で書いてもらった遺言が無効だという判断。

公証役場に行った人が別人だったと認定されたようです。



公証役場でおこなう本人確認は、印鑑証明書でおこなうことが多いです。

印鑑証明書を持っていれば、身近な人が遺言者になりすますという危険もありますね。



民事上は、相続人が自分の取り分を増やそうとして、こんな事をすると

民法891条によって欠格=相続できないことになる可能性が高いです。

 相続に関する被相続人の遺言書を偽造し、変造し、破棄し、又は隠匿した者




公証役場に対する信頼を失わせる行為ですから、適正に対処しないと、大変なことになりそうです。





このようにシステム上の問題が出てくると、その問題に対処するために、かえってシステムが不便になってしまうことがあります。



最近、相続財産管理人という立場で、亡くなった方の預貯金を解約することが多いです。

この際、各金融機関で、必要な本人確認書類が異なったり、言われたとおりに準備しても窓口で長時間待たされた後に追加書類を求められたりします。

預貯金の残高が何百円ということも多いため、「少額なんだから、さっさとやってくれないかな」と感じます。



間違いがあってはいけないというのは分かりますが、あまりにも不便。



今回の事件で、遺言という制度のハードルが上がってしまわないとよいですね。

遺言は、将来の相続争いを避けるためのもの。

もっと広く使われるべきだと考えています。



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2009/11/03(Tue) | 遺言 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ロプロ会社更生手続の申立

株式会社ロプロのサイトによると、同社は、本日付で会社更生手続の申立をしたとのことです。

http://www.lopro.co.jp/ir/news/index.html



株式会社ロプロは、かつて日栄という社名でした。

取立問題があると報道されていた商工ローン大手です。



商工ローンでは、SFCGも、現在、破産手続き中です。

かつて商工ファンドという社名でした。


私が弁護士になった頃、この2社に対して、利息制限法の利率による解決をすることは、かなり大変なものでした。



そこから、いくつかの最高裁判決が出されました。以前に比べれば、利息制限法の利率を主張することはラクになりました。

過払い金を請求する事件も多くなりましたし、過払い金という言葉自体が世間に広がっていきました。



過払い金がバブルなどと呼ばれ、裁判では、貸金業者側が経営の苦しさを訴えるようになりました。



そして、今回のロプロ報道。



商工ファンドと日栄の破綻。



8年前には予想していなかったことです。

しかし、1年前には予想していたことです。



1年後はどうなっているでしょうか。



過払い金の請求をする人にとっては、今よりも遙かに厳しい状況になっているでしょう。



でも、きっと社会全体は良い方向に向かっているはずだと信じています。





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2009/11/02(Mon) | 過払い | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
本を読んで問題を解決する方法
事務所に大量の本が届きました。

091101










1か月前、私は、課題を2つ抱えていました。

その課題を解決するためのヒントがないかと考え、本を買い込んでみたのです。



課題1に関して、自宅に12冊。

課題2に関して、事務所に38冊の本が届きました。



家族やスタッフの目が怖い。



自宅に届いた本は、課題となっているテーマについて書かれていた本のうち良かった本を思い出し、amazonの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」から選んだもの。



事務所に届いた本は、ある方が、このテーマに関して参考文献としてあげていた棚一段分の本すべてをamazonで一気に購入したもの。



届いてみると、結構ジャマで、リアル書店に行っていたら、絶対買わないだろうなという量です。

通信販売おそるべし。



これだけの本を読むことができるのでしょうか。





「コンサルタントの質問力」で有名な野口吉昭さんは

雑誌のインタビューで、企業のコンサルをする前に、「30冊の本を1日で一気に読む」と答えていました(THE21 2009-10より)。

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)
コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)






1日30冊。

10時間。

1時間3冊。

1冊20分。



今回の読書は、本に求めていることが明確なので、これならいける、2日で読めると考えて取り組んでみました。



しかし、3冊目で挫折しました。

最初はいいペースでしたが、集中力が続きません。



結局、仕事の合間をぬって、何冊かずつまとめて読む方法をとり、ようやく目を通し終わりました。





同一テーマについて、問題意識をもって複数の本を読むという方法は良いですね。

読み終わった本との関連づけができます。

さっき読んだ本で言っていたことを、こっちの本の側面から見るとこうなのか、というように。



法律の仕事でも、何冊かの本、裁判例などの情報をどんどん関連づけて考えていくことはよくあります。

読書も、この方法で取り組むと、インプットの質が高まるんですね。





私の場合も、今回のインプットによって、自分の課題に対して、解決のためにどうすれば良いのか、いくつか仮説を立てることができました。



本には、解決策そのものを求めているのではなく、解決するためにどんなことをすれば良さそうか、それを考えるためのヒントを求めて読むようにしています。



読んだ後に頭を使う



それさえ忘れなければ、問題解決のために何冊かの本を一気に読むという方法は、きっと役立つと思います。

課題を持っている方は試してみてはいかがでしょう。



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2009/11/01(Sun) | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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