肖像権侵害の賠償額
肖像権



弁護士石井琢磨です。

他人の顔写真を無断で広告に使ったり、ブログやホームページに載せると、肖像権を侵害したことになります。


肖像権を侵害すると、損害賠償を求められます。
その額はいくらくらいになるのでしょうか?

いくつか裁判例を拾ってみましょう。

・男性俳優の氏名、写真を広告に無断使用。合計150万円
(富山地裁昭和61年10月31日判決)

・女性アナウンサーの水着写真等を週刊誌に掲載。肖像権侵害、弁護士費用合計220万円
 他に記事内容に名誉毀損として550万円
(東京地裁平成13年9月5日判決)

・法定内の容貌を記載したイラストを画を週刊誌に掲載。肖像権、名誉権侵害、弁護士費用合計220万円
(大阪高裁平成14年11月21日判決)

・ネット上の写真を無断でテレビ放送。著作権侵害、慰謝料、弁護士費用合計100万円
(東京地裁平成16年6月11日判決)

・女性タレントの写真、文章を契約期間満了後も広告に掲載。合計223万4657円
(知財高裁平成21年6月29日判決)

・書籍に女性研究者の写真を無断掲載。名誉毀損、肖像権侵害等、弁護士費用合計55万円
(東京地裁平成22年6月24日判決)


ざっくりとこんな範囲ですが、名誉毀損の損害額と合わせると高額化してきています。
交通事故で5ヵ月入院した場合に、裁判で認められる慰謝料が約200万円です。
裁判所が肖像権や名誉感情をしっかり保護しないといけないと考えていることが伝わってきます。


フェイスブックについての映画『ソーシャルネットワーク』では、
ザッカーバーグが女子大生の顔写真をインターネット上にアップしていましたが、まあ肖像権の侵害になるでしょうね。
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平成22年に日本の大学生が似たようなことをやって、退学処分になったというニュースもありました。

みなさん、訴えられないように気をつけてくださいね。

ご相談は相模川法律事務所ホームページへ

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2012/08/22(Wed) | 肖像権 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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