丸くおさめる交渉術
弁護士石井琢磨です。

同じ弁護士会の三谷弁護士が交渉術の本を出したということで、読んでみました。

本当に賢い人の 丸くおさめる交渉術
本当に賢い人の 丸くおさめる交渉術三谷 淳

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三谷弁護士は、弁護士としては2期先輩で、新人の頃、ビリヤードを教えてもらった記憶があります。

しかも、すばる舎じゃないですかー。



本を読むと、弁護士としても大活躍されているようです。

さて、一番の感想は、

弁護士が行きつく交渉術は、やっぱりこうなるよなー、というもの。

タイトルのとおり、勝ち負けをハッキリさせる交渉ではなく、和解を狙う内容です。
そのためには、相手と長期的な関係を築くことが大事。
感情的になりやすい自分の視点を変えたり、相手の感情を意識する方法が書かれていました。

私も自分の本の中で、論理的な交渉の前後に感情的対応を挟むというテンプレートを提案しましたが、三谷弁護士の本でも、感情を意識した記載が目立ってました。

プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法



弁護士という立場上、当事者間の感情から少し離れて冷静に見ることができるポジションで交渉をすることが多いです。そういう視点だからこそ、感情をうまく使えば、交渉がうまくまとまるのにー、と思うこと多数。

多くの弁護士が納得する視点なのではないでしょうか。

アンカリングによる交渉の最初の提示など、私と考え方が違う点もありましたが、基本的には同意です。

あわせて読んでくださいね(便乗商法という)。


ちなみに、交渉における最初の提示は、私は、自分からした方が良いと考えています。

名著のシリーズ最新作でも実験結果が紹介されています。

影響力の武器 戦略編: 小さな工夫が生み出す大きな効果
影響力の武器 戦略編: 小さな工夫が生み出す大きな効果スティーブ・J. マーティン ノア・J. ゴールドスタイン ロバート・B. チャルディーニ Steve J. Martin

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「彼らが模擬交渉の場面を設定して行ったひと続きの実験では、与えられた役柄が買い手であれ売り手であれ、最初に提案をするよう指示された人はほとんどいつも、相手の出方をうかがうように指示された人よりも良い結果を出しました。
最初の提示額を理性の範疇に収めたうえでなら、相手が動くのを待つのではなく、自分から最初の提案を行うのが肝心です。」



あくまで、常識の範囲内でね。

3冊まとめて読めば、あなたの交渉力は格段にレベルアップすることでしょう。


本当に賢い人の 丸くおさめる交渉術
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プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
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影響力の武器 戦略編: 小さな工夫が生み出す大きな効果
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2016/10/16(Sun) | 交渉術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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